拘りのボディ剛性アップ術で430馬力を使い切る!
元首都高ランナーのママが駆るサーキットスペック
非公開: 「FD3Sを追いかけ回す俊足SA22C!」5万円で買ったドノーマル車を20年以上かけて超絶進化!?
これまでFC3Sばかりを乗り継いできたという女性オーナーは、もともと生粋の首都高ランナー。
ターゲットステージをクローズドサーキットへと移し、それに合わせて愛車の仕様も変化。3台目のFC3Sは、フル溶接ボディ補強が施された本格タイムアタック仕様となっている。
エンジン関係は神奈川県のガレージヴァンナで製作。ブリッジポートにTO4R改タービンをセットし、最大ブースト圧0.9キロ時に430psを発揮。純正コンピュータを残しつつF-CON Vプロでセッティングを行なっている。
クーリングパートは独特。インタークーラーとラジエターは『L』字に近い変則Vマウント式でレイアウト。
フロント下部の純正補強パイプを切断することで、ラジエターのレイアウトに自由度が生まれ、かなり下側に水平マウントされているのがわかる。
そしてボディ剛性面。これみよがしにジャングルジムのようなロールケージを組むのではなく、重量増や使い勝手なども考慮した上で、いかに効率よく最低限の補強で済ませるかを追求しているのが拘りだ。
ロールケージはダッシュボード内に加え、バルクヘッドを貫通させてフロントのストラットタワーと接続。縦方向の剛性がアップするのはもちろん「ストラットタワーバーより、横方向の動きも規制してくれます」とのこと。
また、運転席の足もとに落とすバーも、運転しやすさを考慮して既存のボルト止めロールケージより外側にレイアウト。小柄なオーナーが運転しやすいようにと、フロア底上げやペダル類の厚底加工も行われている。
もっとも広い開口部となるリヤ部分は、ピラーへのガゼット溶接に加え、左右ストラット同士を繋ぐバーも追加。それぞれの集合部はボックス形状としている。また視界のジャマになりがちな斜行バーは、中央部をミッショントンネルに落とす変則レイアウトを採用。ヘッドレストほどの高さにある横バーは、補強というよりは車載カメラのマウント用とだ。
縦方向のボディ剛性のキモとなるのが、座席の後ろあたりにあるフロアパネルの継ぎ目部分。ここを溶接補強することで、グリップ力の高いタイヤを履かせてハイパワーの負荷をかけても耐えることができるようになるという。
ここまで補強していながら、車重は純正比プラス26kgに抑えているのもこのFC3Sの特徴だ。
エクステリアは、フロント30mm&リヤ45mmのワイドフェンダーを装着し、255サイズのアドバンA050を収める。ダウンフォースを稼ぐべく、フロントアンダーパネルやGTウイングなども装備。
子育てしながら、筑波サーキットでのタイムアタックに精を出すオーナー。よく考えたら凄いママだ!
スペック
■エンジン:13B-Tブリッジポート仕様/TO4R改タービン/純正2ピースアペックスシール/FD3S用サージタンク/FC3S前期リザーバータンク/HKS F-CON Vプロ/ワンオフマフラー(80φ)/HPIエアクリーナー/トラスト インタークーラー/オイルクーラー ■サスペンション:PCR車高調(FR13kg/mm)/FD3S 16インチキャリパー&ローター ■ホイール&タイヤ:グラムライツ57マキシマム&アドバンA050(255/40-17) ■エクステリア:ワンオフアンダーパネル/ERCボンネット/フォーサイト F&Rフェンダー/ガレージBB GTウイング 他
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