ヤマハのバレンティーノ・ロッシはシーズン最初の3レースで2度表彰台を獲得したが、近年ヤマハが苦戦しているスペインGPでは予選13番手から挽回はしたものの、6位フィニッシュと表彰台には手が届かなかった。
しかし、こうした結果がロッシの今シーズンの見通しにおける自信を揺るがすことは無いようだ。彼はマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)支配的な状況は、タイトル争いにおける悩みだと繰り返し語っている。
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「僕たちは昨年よりも強い」と、ロッシは語っている。
「道のりは長いし、この挑戦はとても難しい。だけど僕らは良い方向へ取り組めている。苦戦しているヘレスで表彰台を争えることを期待していたが、少し遅かった。だから完全に満足しているわけではない」
「だけど僕らは戦えたし、チャンピオンシップでもそれほど離されていない。大きな問題なのはマルケスの存在なんだ。彼は明らかに速い。オースティンでのクラッシュが無かったら、既に差は大きく広がっていたはずだ」
「それでも、僕らは(トップのマルケスから)9ポイント差でランキング4位にいる。もちろん(アレックス)リンスはとても強いし、(アンドレア)ドヴィツィオーゾもそうだ。だが僕たちは、何戦か優勝や表彰台を争うことができるように見える」
ロッシは、最終的に表彰台を獲得したチームメイトのマーベリック・ビニャーレスと同じミディアムタイヤをフロントに履いた方が良いのかどうかを、疑問に思っていたようだ。しかしそれだけでなく、予選Q2に進出できなかった事が、彼の週末を“より難しいモノ”にしたと考えている。
「僕はこの週末を通してあまり強くなかった。はじめは(ジャック)ミラーに手こずっていた。オーバーテイクするのに十分な強さが無かったためだ」と、ロッシは話す。
「Q2に直接進めていれば、恐らくセカンドロウ、もしくは3列目からスタートできていたはずだ。そうすれば2台のドゥカティ、それからマーベリックのグループに留まることができたと思う」
結果的に2018年の方が上位でフィニッシュを果たしたロッシだが、昨年はドヴィツィオーゾ、ホルヘ・ロレンソ(当時ドゥカティ)、そしてダニ・ペドロサ(当時レプソル・ホンダ)の3人のクラッシュによって助けられた結果でもある。そして、ロッシは2019年の方がより強いと主張している。
「ヘレスで何を期待するべきだったのかは分からない。僕はオースティンでのように強くあることを願っていた。残念ながら僕らは(ヘレスで)少し苦戦して、速くはなかった」とロッシは話す。
「だが、良い事も沢山ある。僕のポジションが昨年より悪かったとしても、レース内容はかなり良かったからだ」
「昨年、僕は5位でフィニッシュした。だけどそれは多くのクラッシュが先頭集団で発生したからだ。そして今年のレースでのペースはとても、とても速かった。多分(トータルで)去年に比べて25秒(※正確には32秒)くらいは速かったと思うし、トップからの差も小さくなっている」
「マシンはより快適に感じられるようになっているし、特にラストラップで速かったんだ」
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