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ホンダ高橋巧、完全勝利。レース2も独走で制しダブルウイン飾る/全日本ロード第2戦鈴鹿

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ホンダ高橋巧、完全勝利。レース2も独走で制しダブルウイン飾る/全日本ロード第2戦鈴鹿

 全日本ロードレース選手権JSB1000クラスは4月21日、鈴鹿サーキットで第2戦の決勝レース2が行われ、高橋巧(Team HRC)が独走優勝し、第2戦でダブルウインを達成した。

 土曜日のレース1は、ドライコンディションのもと14周で争われ、高橋巧がポール・トゥ・ウインで2019年初優勝。2位は渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTUL)、3位は野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)という結果だった。開幕戦でダブルウインを決めた中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)はデグナーカーブで転倒を喫しリタイアとなった。

届かなかった“一日”の壁。中須賀「単独2位は頭になかった」/全日本ロード第2戦鈴鹿

 レース2は39台が出走。レース1よりも4周多い18周で争われた。スターティンググリットは、予選で記録した各ライダーのセカンドベストタイムによって決まり、高橋巧がポールポジションを獲得。2番手グリッドには中須賀、3番手グリッドには渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)がつける。

 午前8時から行われた15分のウォームアップ走行では、高橋巧が2分5秒183でトップタイムをマーク。中須賀は2分6秒248で2番手で終えた。

 レース2は、曇り空のなか、手元の集計で気温20度、路面温度33度のドライコンディションで午後11時にスタート。スタートでは、渡辺一馬がホールショットを奪うが、2コーナーですぐに高橋巧がインを指してトップを奪取。2番手スタートの中須賀は、スタートで出遅れ、7番手まで後退。2番手に渡辺一馬、3番手に水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)という並びで1周目を終える。

 トップの高橋巧は2周目に入ると2番手を引き離し始め独走態勢を築きあげ始める。高橋巧の後方では7台の集団が2番手争いのグループを形成。渡辺一馬を先頭に、水野、加賀山就臣(ヨシムラスズキMOTUL)、渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTUL)、野左根、中須賀、岩戸亮介(Kawasaki Team GREEN)の並びで、それぞれバトルを繰り広げながら周回する。

 4周目に入るとホームストレートで野左根が中須賀を交わして5番手に浮上。中須賀は2番手グループの最後尾に下がる。

 2番手争いのグループは5周目に順位が大きく動く。野左根は5周目に渡辺一樹、加賀山、水野を交わして3番手に浮上。中須賀もバトルの隙をついて6番手から4番手に上がってきた。

 7周目に入ると2番手争いは、渡辺一馬、野左根、中須賀、加賀山、水野、岩戸、渡辺一樹の並びで周回を重ねる。8周目終わりには、4番手の中須賀が野左根を交わして3番手浮上。ホームストレートで渡辺一馬の後ろにぴたりとつけて、抜く機会を伺う。

■後半戦も2分5秒台で周回する高橋巧。3番手争いはファイナルラップまで続く
 レースの折り返しとなる9周を終えると、トップを走る高橋巧と2番手との差は14秒にまで広がった。この時点でも高橋巧は2分5秒台のペースで周回を重ねる。2番手争いのグループは、サイド・バイ・サイドやテール・トゥ・ノーズの争いがあるも順位はなかなか入れ変わらずに後半戦へと突入する。

 15周目に入ると2番手争いの集団は、渡辺一樹、加賀山、岩戸の3名が後退し、渡辺一馬、中須賀、野左根、水野の4台による争いに。130R手前では中須賀、野左根が2番手の渡辺一馬を交わして表彰台圏内へ。水野も1コーナーで渡辺一馬を交わして4番手に上がり、ヤマハの2台を追う。

 2番手に浮上した中須賀は17周目に入るとペースを上げて3番手以下を引き離しにかかる。

 トップ独走の高橋巧はハイペースのままファイナルラップへ入ると、そのままチェッカー。2番手に16秒857の差をつけて独走優勝し、第2戦鈴鹿をダブルウインで飾った。中須賀は単独走行で2位となった。

 野左根と水野による3番手争いはファイナルラップまで続き、水野が1コーナー、日立オートモティブシステムズシケインでバトルを仕掛けるが、これを野左根が守り切り3位でチェッカー。水野は4位で終えた。

 以下、渡辺一馬は5位、渡辺一樹が6位、加賀山は8位、岩戸は9位という順となった。

 全日本ロードレース第2戦レース2の順位結果は以下の通り。
■全日本ロードレース選手権第2戦鈴鹿
JSB1000クラス決勝レース2順位結果(18周)
Pos.No.RiderTeamMotorcycleTotalTime/Delay113高橋巧Team HRCホンダCBR1000RR SP2(2018)37’49.97621中須賀克行YAMAHA FACTORY RACING TEAMヤマハYZF-R1(2019)16.85734野左根航汰YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2ヤマハYZF-R1(2018)20.0104634水野涼MuSASHi RT HARC-PRO.HondaホンダCBR1000RR SP2(2017)20.055523渡辺一馬Kawasaki Team GREENカワサキZX-10RR(2019)20.461626渡辺一樹ヨシムラスズキMOTULスズキGSX-R1000L9(2019)20.714712加賀山就臣ヨシムラスズキMOTULスズキGSX-R1000L9(2019)26.734864岩戸亮介Kawasaki Team GREENカワサキZX-10RR(2019)32.1589090秋吉耕佑au・テルルMotoUP RTホンダCBR1000RR SP2(2018)45.4671015Z.ザイディHonda Asia-Dream Racing with SHOWAホンダCBR1000RR(2017)58.0891195生形秀之エスパルスドリームレーシングスズキGSX-R1000L8(2018)1’04.6551272高橋裕紀KYB MORIWAKI RACINGホンダCBR1000RR(2017)1’04.9711375前田恵助YAMALUBE RACING TEAMヤマハYZF-R1(2018)1’08.5771419濱原颯道Honda Dream RT 桜井ホンダホンダCBR1000RR SP2(2018)1’13.79615806長尾健吾Zaif NCXX RACING&ZENKOUKAIヤマハYZF-R1(2019)1’23.8231625渥美心TONE RT SYNCEDGE 4413BMW・S1000RR(2016)1’24.3381718津田一磨Team Baby FaceヤマハYZF-R11’34.0221844関口太郎Team ATJホンダCBR1000RR SP2(2017)1’34.623193M.アチソンKRP三陽工業&RS-ITOHカワサキZX-10RR(2018)1’35.1052071津田拓也TK SUZUKI BLUE MAXスズキGSX-R1000(2019)1’37.32221080羽田太河au・テルルMotoUP RTホンダCBR1000RR SP2(2018)1’54.7452246星野知也TONE RT SYNCEDGE4413BMW・S1000RR(2017)1’57.5502374南本宗一郎AKENOSPEED・YAMAHAヤマハYZF-R1(2016)1’58.7722431小島一浩Honda 緑陽会熊本レーシングホンダCBR1000RR(2012)2’04.7972585中冨伸一HiTMAN RC甲子園ヤマハヤマハYZF-R1(2019)2’05.0042698佐野勝人チーム阪神ライディングスクールカワサキZX-10RR(2017)2’05.4262770清末尚樹TEAM WITH 87 KYUSYUカワサキZX-10RR2’05.7212836今野由寛Moto Map SUPPLYスズキGSX-R1000R(2019)2’06.1912930須貝義行チームスガイレーシングジャパンアプリリアRSV4 RF1Lap3022児玉勇太Team KodamaヤマハYZF-R1(2018)1Lap3155中島元気Honda浜友会浜松エスカルゴホンダCBR1000RR(2017)1Lap32105大野英樹moto CUBIC+Motorrad ToyotaBMW・S1000RR(2015)1Lap3354宮腰武磐田レーシングファミリーヤマハYZF-R1(2015)1Lap3440西中綱ルート17&MOTORCYCLES#27ホンダCBR1000RR(2014)1Lap3535亀井雄大Honda Suzuka Racing TeamホンダCBR1000RR3Laps-90犬木翼H.L.O RACINGスズキGSX-R1000R(2017)6Laps(リタイア)-80中本郡MobiusGreen YAOKAWASAKIカワサキZX-10RR(2017)13Laps(リタイア)-39辻本範行TEAM VITAL SPIRITBMW・S1000RR(2017)14Laps(リタイア)-92樋口耕太H.L.O RACING SUZUKINスズキGSX-R1000R(2017)スタート出来ず

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