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メルセデス・ベンツ、4代目にしてクリーンディーゼル初搭載の『A200d』を追加設定

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メルセデス・ベンツ、4代目にしてクリーンディーゼル初搭載の『A200d』を追加設定

「Hi, Mercedes!」で話題の対話型インフォテインメントシステム“MBUX”を搭載した新型『メルセデス・ベンツAクラス』に、通常の選択触媒還元(SCR)システムに加え、アンモニアスリップ触媒(ASC)を備えるSCRを増設した、日本市場の乗用モデルで他に類を見ない排気ガス浄化システム搭載の最新クリーンディーゼル・モデル『A200d』が追加設定され、3月25日より予約受注が開始されている。

 この新型『メルセデス・ベンツAクラス』は先代モデルのワイド&ローのプロポーションとアグレッシブで若々しいボディスタイルというコンセプトはそのままに、プラットフォームを完全新設計とし、メルセデス・ベンツの先進技術を注ぎ込むことで快適性も大きくアップデートしたスポーツコンパクトとして誕生した。

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 さらにこの4代目モデルでは新しいマルチメディアシステムのMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)やSクラス、Eクラスなどの上級モデルに搭載されている最新の安全運転支援システムを採用するなど多くの機能を取り入れ、クラスを超えた機能性で話題をさらっている。

 その新型Cセグメントハッチに追加された今回のモデルは、メルデセスがNGCC(ニュー・ジェネレーション・コンパクト・カーズ)と呼ぶモデル群(A、B、CLA、GLA、etc)にとって初めてのクリーンディーゼル搭載モデルとなっている。

 このパワーユニットはすでにCクラスやEクラスで実績があり、優れた燃費性能を誇る直列4気筒クリーンディーゼルエンジン“OM654”をベースに横置き対応とした発展型となり、従来の排出ガス処理システムに加えてアンモニアスリップ触媒(ASC)を備えるSCR触媒が増設されている。

 結果、欧州で2020年から施行予定のEURO6d規制や、ステージ2RDE(実路走行試験)規制に前もって適合する高い環境性能を備えた。

 この“OM654q”は最高出力150PS、最大トルク320Nmとコンパクトなボディを力強く加速させる性能を有しながら、低振動で高い静粛性を両立。シリンダーピッチを90mm、シリンダー間の厚みを8mmとして全長をコンパクトにまとめたシリンダーブロックは、軽量化のためアルミニウム製となる一方、ピストンはスチール製を採用し熱膨張率の異なる素材を採用することで40%以上も摩擦を低減。またAMGモデルでおなじみのシリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE摩擦低減加工も施される。

 そして過給を担当するターボチャージャーには可変タービンジオメトリーを採用し、低回転域から高回転域まで全域でトルクフルな加速が可能に。ピエゾインジェクターを使用したコモンレールダイレクトインジェクションシステムも最大圧力2050barまで高められ、冷却された高圧EGRと低圧EGRを組み合わせた"マルチウェイ排出ガス再循環(EGR)"の搭載で、燃焼の最適化を図るとともに後処理前段階で窒素酸化物を低減することが可能となっている。

 これら装置をエンジン近接配置とすることで排出ガスの温度低下による浄化効率ダウンも抑制し、排気温度が低い場合や運転状況が急激に変化した場合にもアンモニアの大気放出を低減。結果、常に充分な量のAdBlueを噴霧することも可能となり、窒素酸化物の処理能力を高めて日本市場で販売される乗用モデルでは他に類を見ない排出ガス後処理システムとなっている。

 また、組み合わされるトランスミッションは新開発の8速デュアルクラッチトランスミッション“8G-DCT”となり、様々な状況で最適なギアを選択することで環境性能や動力性能に貢献する、パワートレインのもうひとつのハイライトにもなっている。

 現状は右ハンドル仕様のモノグレード展開で、デリバリーは6月頃を予定。価格は399万円となっている。

メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp

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