第2戦。22日に行われたプラクティス走行は、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がトップタイムをマークした。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、8番手で初日を終えた。
2019年からインディカーのスケジュールに加わったCOTA。F1でもおなじみのコースが第2戦の舞台だ。
【順位結果】インディカー・シリーズ第2戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ初日
2月にも公式合同テストが開催され、ルーキーのコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)がトップを奪う活躍を見せた。
第2戦もハータは速さを示す。午前中のプラクティス走行で1分48秒7939をマークし2番手に。しかし、マシントラブルでコース上にオイルを巻きセッションは早々に赤旗中断。
45分あったセッションは約10分の走行で終了してしまいウォームアップという形式に変更される。その遅れを取り戻すかのように、午後のセッションでは積極的に各車が走行を重ねタイムアップを果たす。
2月のテストタイムには届かなかったが、1分47秒4401を記録したパワーがトップタイムをマーク。2番手は開幕戦でも活躍を見せたフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)、3番手にアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)とインディカー3強チームが上位を争った。
「ターン19は面白いね。難しいコースで、とてもテクニカルだ。かなりいいウインドウに入った気がするよ。必要な場所を見つけた感じだね。テストで実行したものとは異なるパッケージを実行しているし、それを改善させていっている。いつものことだよ。いい週末になるだろうね」とパワー。
チームメイトのチャンピオン、スコット・ディクソンを上回る速さを見せたローゼンクヴィストは、「このサーキットが気に入っているよ。COTAは1周でさまざまな特性を持っている。高速エリアに、非常に低速なエリアとね。セットアップには今のところ満足しているし、もっと良くなるよう取り組んでいくよ」とコメント。
2月のテストでは苦戦した佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だが、初日は27周を走行し8番手と上々の走り出しをみせた。
「満タンでロングランを行いました。クルマはテストから大幅に改善されましたね。コンディションもかなり異なっていましたよ。テストした時より、今日はずっと暖かいので、ダウンフォースが少なくタイヤも滑るので誰にとっても難しかった」
「予選に向けてのスピードもあると思っていますが、ロングランに向けてたくさん取り組むことはありますよ。よりスピードが出せると考えています」と琢磨は語っている。
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