ルノーF1のマネージングディレクターであるシリル・アビテブールが、レッドブル・レーシングの“Bチーム”であるトロロッソが現在高いパフォーマンスを示していることは、F1にとって大きな問題であると語った。
2019年、レッドブルとトロロッソは同じホンダのパワーユニット(PU/エンジン)を搭載するにあたり、技術的なつながりを深め、トロロッソは2018年および2019年のレッドブルのパーツを使用している。
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F1開幕戦オーストラリアGP予選で、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは11番手、ダニエル・リカルドは12番手だった。トロロッソはアレクサンダー・アルボンが13番手、ダニール・クビアトは15番手に続いており、アビテブールはトロロッソはルノーの主なライバルであるとみなしている。
2018年半ばにジェームズ・キーが去り、トロロッソはテクニカルディレクター不在のままシーズン後半を過ごした。それにもかかわらず、レッドブルとの提携によりトロロッソが高いパフォーマンスを発揮できることは、F1にとってよいことではないと、アビテブールは主張した。
「シーズン序盤、トロロッソは我々の主なライバルになると思う」とアビテブールはSky F1にコメントした。
「トロロッソは昨年(2018年)の大半をテクニカルディレクターなしに過ごした。何が起きたのかは明らかだ」
「つまり、競争力あるマシンを作るのに、テクニカルディレクターすら必要としないということだ。それは我々にとっては問題だ」
アビテブールは、2021年のF1新規則において、ビッグチームが他のチームと強力な技術提携を結び、双方のチームがメリットを得るような現在の動きを制限しなければ、新しいチームの参入はないとして警告した。
「ハースが(フェラーリとの契約で)前例を作った」とアビテブール。
「我々ルノーやマクラーレン、ウイリアムズといったチームはどのように前進を図ればいいのか」
「現在F1に参戦しておらず、将来の参戦を考えているマニュファクチャラーはどうするだろう。Bチームなしには勝てないとなれば、F1参戦を真剣に検討するだろうか?」
「これは戦略的な問題として、2021年に向けて議論すべきことだと考える。2019年と2020年は、今の体制でやっていくことになるが、2021年にはこの問題がどれだけ重要か、誰もが知ることになるだろう」
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