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レッドブル・ホンダF1密着:ガスリーのトラブルにヒヤリ。初日は好調も、「まだ評価を下すのは早計」

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レッドブル・ホンダF1密着:ガスリーのトラブルにヒヤリ。初日は好調も、「まだ評価を下すのは早計」

 F1開幕戦オーストラリアGPの初日、ホンダは2019年シーズン初めて2チーム4台体制でセッションを行なった。

 フリー走行1回目にトロロッソのルーキー、アレクサンダー・アルボンがクラッシュしたものの、幸い「パワーユニットにダメージは受けていなかった」(田辺豊治F1テクニカルディレクター)ということで、アルボンはウイングを交換するだけで済んだ。そのため午後からスタートしたフリー走行2回目も、ホンダのパワーユニットを搭載する4台は順調に周回を重ねていた。

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 初日を終えたレッドブル・ホンダの結果は、マックス・フェルスタッペンが3番手で、ピエール・ガスリーは4番手につけた。しかし、田辺TDは「悪くはないですが、ほかのチームが何を試しているのかはっきりとわからないので、まだ評価を下すのは早計です」と、まだまだ満足していなかった。

 というのも、順位こそ3番手と4番手だったが、フェルスタッペンの1分23秒400は、2番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)からコンマ8秒も離されていた。さらに本命のフェラーリ勢2台は初日は5番手と9番手。予選になれば、確実にポジションを上げてくるはず。レッドブル・ホンダとしては、メルセデスとのコンマ8秒の差を埋めなければならないのだ。

 もちろん、レッドブル・ホンダにも伸び代は残っている。というのも、ほとんどのドライバーがベストタイムをマークしたのは、セッション開始から1時間以内の午後5時前。これに対して、フェルスタッペンはミディアム(C3)タイヤでのロングラン・メニューを優先し、ソフト(C4)タイヤで記録したベストタイムは、路面温度が下がり始めた午後5時以降に出したものだった。
 そのセッションの終盤、冷や汗をかくシーンがあった。ガスリーが無線で「ノー・パワー」と言ってピットインしてきたのだ。

「少し冷やっとしましたが、原因がつかめているので大丈夫です。センサーがいままで経験したことがない出力異常を感知しただけ。明日に向けてはセンサーを交換します。今回の不具合は、パワーユニットの本体にダメージを与えるようなものではなく、いわゆるマイナートラブルですが、レースはマイナートラブルでも起きてしまえば、勝負に大きな影響を与えてしまうので、今後は同じような症状が起きないようデータを見直し、変更をかけていきたい」と田辺TDは語った。


 会見の後、サプライズが待っていた。ホンダの山本雅史モータースポーツ部長が今日、55歳の誕生日を迎えたのだ。レッドブルとトロロッソのドライバーがホンダのホスピタリティハウスに集結。トロロッソのフランツ・トスト代表がプレゼントとして持ってきたのは、この日クラッシュしたアルボンのリヤウイングだった!!

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