バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)はカタールGPで劇的な追い上げを見せたにもかかわらず、2019年型のマシンが昨シーズンと“同じ状況”にあると考えているようだ。
2019年シーズンの開幕戦カタールGPで、ロッシは金曜日から土曜日にかけて、夕暮れの低温のコンディションで苦戦しており、予選は14番手という結果に終わった。しかし、決勝レースでは、彼は優勝したアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)から0.6秒遅れの5位フィニッシュを果たしている。
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ロッシは日曜日にマシンが見せた戦闘力について“嬉しい驚き”だと語っている。だが、彼はヤマハのマシンの弱点は2018年シーズンから変わっていないと言う。
「僕にとって、問題は大体のところは同じだ」
「いくつかの部分では改善できたけれど、残念なことに、僕らは常にリヤグリップで苦戦している」
そうロッシは語る。
「今日はマシンのフィーリングが良かった。だって、マシンが良くないと優勝や表彰台に近づくことは出来ないからね」
「実際のところ、金曜日、土曜日と良いフィーリングは感じられていなかったから、良い意味でサプライズだったよ」
「昨シーズン、僕はフリー走行で強かった。最後には去年と同じようにレースでも、より後方スタートから戻ってくることができた」
「問題は、現時点の僕らのパフォーマンスが、2018年シーズンとほぼ同じだということだ」
「ここでは何らかの理由でタイヤが滑ってしまうんだけど、まだ抵抗できている。しかしタイヤが滑る他のトラックだと、パフォーマンスは更に落ちるはずだ。去年と同じ状況なんだ」
そうロッシは付け加えている。
「今年は最高速の差がとても大きい事もあって、かなり厳しい状況だ。だけど、問題は最高速だけじゃなく、コーナー脱出からの加速だ」
「他チームのマシン……ホンダやドゥカティ、それにスズキは、よりグリップしていてパワーを伝える事ができる。つまり僕らは加速で負けているんだ」
「そういった理由で、ヤマハの最高速は最速のマシンと比べて遠く離れている。問題は、コーナー出口なんだ」
ヤマハの状況は2018年のレベルに近いが、スズキがオフシーズンの間に示した進捗は、チームがより改善する必要があることを意味している、とロッシは付け加えている。
「ドゥカティやホンダ、サテライトチームのLCR、それからスズキの後塵を拝していることが問題なんだ」
「スズキの改善は僕らにとって大きな問題だ。僕らも改善する必要がある」
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