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スポーツ 2019.3.5

F1オランダGP復活には、政府の関与が重要に? ザントフォールトは唯一の選択肢か

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 1985年以降開催されていないオランダGP。その復活に向けTTサーキット・アッセンとザントフォールト・サーキットがロビー活動を行っている。しかし、フォーミュラ1マネジメント(FOM)はアッセンは開催に適していないと考えている。同国のオランダスポーツ評議会(NLsportraad)によれば、ザントフォールトがF1開催に向けた唯一の選択肢となるようだ。

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の母国であるオランダでは、近年F1は開催されておらず、フェルスタッペンの活躍と共に、グランプリ復活に向けた機運が高まっていた。

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 そのため、ザントフォールトとアッセンは2020年のF1開催に向けてロビー活動を実施。F1誘致に向けた活動はザントフォールトが一歩先を進んでおり、既に実現可能性の調査を完了している。そして、ザントフォールトのグランプリ開催に向けた独占交渉期限が2019年3月末に設定されているという。

 今季はMotoGPとDTMを開催予定のアッセンだが、こちらはザントフォールトが開催資金を確保できなかった場合の、バックアッププランだと考えられている。

 そんな中、NLsportraadは、オランダ議会や経済情勢担当副大臣兼スポーツ担当大臣、TTアッセン及びザントフォールトを擁する市と州政府、そしてFOMに向けた書簡を公開した。

 この書簡によると、FOMとふたつのサーキットの話し合いで、アッセンはグランプリ開催の選択肢にはなっていないとのことだ。そして、政府からザントフォールトへの支援を嘆願している。

 そして書簡の中で、スポーツ評議会の議長ミハエル・フォン・プラークと、事務総長マリエッテ・フォン・デル・フォアは以下のように記している。

「FOM責任者とNLsportraadとの間での話し合いによって、大都市や空港から近く、歴史あるザントフォールトがオランダGP開催に適した唯一の候補地であることが明確となった」

「FOMはオランダGPが開催される唯一の可能性として、ザントフォールトが交渉期限までにビジネスケース(投資費用対効果の分析立案等)を完了した場合だ、と述べている」

 なお、プロジェクトを通して、財務問題がザントフォールトでのオランダGP開催に向けた主な障害となっている。地方政府、中央政府のどちらもサーキット設備の更新や、開催誘致コストに対する財政支援は行わない、としているのだ。

 一方、TTサーキット・アッセンはドレンテ州、アッセン市、そして開催誘致コストを保証するという海外投資家によって全ての資金のサポートを受けていると報告している。

 NLsportraadの書簡によると、政府による援助はイベントを円滑に開催するための手助けのみと述べられた後から、ザントフォールトへのスポンサーからの信頼度が低下しているとのことだ。

 そして、ザントフォールトとアッセンが互いにF1誘致を巡って競争しているという報道等により“スポンサーの警戒心が高まりつつある”とも書簡で述べている。

 NLsportraadはそうした事情を考慮しつつ、政府がザントフォールトを支持すること、つまり必要なスポンサーからの財政支援を確保しやすくことで、F1開催交渉を進めることができると考えているようだ。

 また、政府の関与は“インフラ整備とセキュリティの面で必要不可欠”であり、“持続可能性のある経済及びスポーツでの利益を得る”ために、彼らは、中央政府、州そして市政府がどのようにこのイベントの組織をサポートしていくかを議論するよう求めている。

 最後に、書簡は政府の各省庁間での協力が“必要不可欠である”と締めくくられた。

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(motorsport.com 日本版 Scott Mitchell)

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