ロバート・クビカは第2回目のF1プレシーズンテスト最終日の走行を「あるべき性能を持たない」マシンに阻害されたと感じており、彼にとっては満足のいかないかたちでテストを締めくくることになった。
新車『FW42』の製造に遅れが生じたため、ウイリアムズF1は2日遅れで走行を開始。テストでは序列の最後尾を走り続けていたものの、マシンは安定した走行を見せた。
【F1テスト2回目デイ4・タイム結果】メルセデスがついに一発の速さを披露、フェラーリに並ぶ。レッドブルに問題発生、29周で走行終了
クビカはテスト最終日に90周を走り、1分18秒993という自己ベストタイムを記録している。しかしながら『FW42』の性能の低さとスペアパーツの不足により、その日の後半に予定していたパフォーマンスを試すための走行は妨げられてしまった。
「今日はまた1日を失ってしまった。もちろん周回は重ねているが、マシンは最適という状態には程遠い」とクビカは言う。
「問題を抱えていたんだ。残念ながらマシンはあるべき性能を持っていない。それが僕らのテストや、今日の走行プログラムに大きな影響を与えていた」
「得られた情報のすべては紛らわしいものだったし、(開幕戦)オーストラリに向けての情報を得ることも困難だった」
チームは『FW42』の製造の遅れを最小限に留めるべく全力をつくしたものの、作業を急いだことはプレシーズンテストの最後に、避けようもない悪影響をもたらした。
「もちろん、僕らは大きな遅れに直面していた。今日の問題は作業を急いだことによる結果なんだ。そして残念なことに、今日は交換するべき部分があったにも関わらず、そうすることができなかった」
「最終的には持てるものを最大限に活用できた。けれどもそれでは十分ではない。マシンは最後まで、最適という状態からは程遠かったからね」
ウイリアムズのテクニカルディレクターを務めるパディ・ロウは、チームが最終日の午後のプログラムを調整しなければならなかったことを認めている。クビカも落胆していたように、『FW42』は「くたびれすぎてテストが継続できない」ほどのコンディションだったという。
「午後のロングランは残念ながら中止することになった。多くの重要なボディワークのパーツが摩耗してしまい、マシンからもロバートからも、有益な情報を得ることができなくなってしまったからだ」
「そのため、この時間をオーストラリアへ向かう前に必要な、(スタートやピットストップなどの)最終的なレース手順の練習へと変更した」
「テストに遅れて到着したことを考えると、走行中の信頼性そのものは非常に高い。今日までに当初予定していた走行距離は走ることができたし、使えるタイヤはすべて使っている」
「しかし今日は、最後にマシンがくたびれてしまったのだ」
「オーストラリアのような重要なレースに向けてリソースを節約するという点では、計画を変更したことは正しかったと感じている」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ふたりの偉業達成に、影薄まるドゥカティ勢。ドルナ買収による今後とレースの健全性/MotoGPの御意見番に聞くアメリカズGP
【MotoGP】苦戦するヤマハへの残留決めたクアルタラロ、24歳という若さも一因に? 31歳で移籍のマルケスが指摘「彼にはまだ時間が残されている」
各メーカーの性能が拮抗し過ぎたから? 開幕戦で追い抜きの少なかったGT500にHRCも訝しげ「かつてのスーパーフォーミュラのよう」
日本GPでは2台が接触する不運も。今季絶不調のアルピーヌF1、ファミン代表がチームを鼓舞
レッドブル・パワートレインズの2026年PU、設定した目標を達成中とホーナー代表自信「ライバルとの比較は、現時点ではできないが……」
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?