ウイリアムズのロバート・クビサは、バルセロナで行われたオフシーズンテスト最終日に90周を走った。しかしながら、マシンの状態が理想とは”かけ離れていた”ため、得られた情報は価値がないと考えているようだ。
新車FW42の準備が遅れ、貴重な走行時間を20時間分失ったウイリアムズ。しかし2回目のテストでは、順調に周回を重ねオフシーズン合計で567周、約2639kmのマイレージを築くことができた。
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しかしクビサはテスト最終日に90周を走ったものの、その内容に対する不満を明確に口にした。
「僕たちは、今日もまた1日を”失った”」
そうクビサは語った。
「もちろん、僕たちは周回を重ねたけど、マシンの状態は最適とはかけ離れていた」
「僕たちはいくつかの問題を抱えていて、残念ながらマシンは本来あるべき姿ではなかった。そしてそれが僕たちのテスト、今日の走行プログラムに大きな影響を与えたんだ」
「(得られた)全ての情報は誤解を招きかねないものであり、(開幕戦)オーストラリアに向けて、何らかの方法で情報を入手することも困難だった」
クビサは、テスト最終日が非生産的な1日となった理由について、FW42の製造遅れの結果として生じた、スペアパーツ不足が原因だと述べた。
「もちろん、僕たちはかなり出遅れていると思う。先週、マシンを用意するのに苦労していたんだから、スペアパーツの準備に苦労するのは当然だ。そして残念ながら、今日はパーツを交換する必要があったのに、それができなかったんだ」
「最終的に、自分たちは持っているモノを使って最大限の仕事をしたが、この仕事では十分ではない。最終的にこのマシンは、最適から程遠かったからだ」
ウイリアムズのテクニカルチーフであるパディ・ロウによれば、FW42のパーツの消耗により、クビサがロングランを中止せざるを得なかったという。セッション終盤には、クビサは何度もピットインし、ピットストップやスタートの練習を繰り返した。
「多くのパーツが性能劣化の段階に達したため、午後のロングランは残念ながら中止した。それはマシンから、そしてロバートから有用な情報を学べないことを意味するからだ」とロウは語った。
「だから我々は時間をオーストラリアの前にやっておく必要がある手順の練習に切り替えることを決めた」
「テストには遅れたが、走行中の信頼性は高かった。今日までに当初目標としていた走行距離を達成し、利用可能なタイヤセットを全て使うことができた」
「しかし今日、このマシンは走行を継続するには消耗し過ぎていた。オーストラリアでの重要なレースに向けて、リソースを節約するために計画を変更するのは正しいことだと感じた」
クビサのベストタイムは1分18秒993。トップのフェラーリから約2.8秒落ちであり、2月28日(木)にチームメイトのジョージ・ラッセルが記録したタイムよりも0.7秒遅かった。
ロウは「全体的にマシンは最適とは言えなかった。それが今日のロバートの予選シミュレーションのパフォーマンスに影響した。前日のジョージにもいくらか影響はあっただろう」と付け加えた。
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