メルセデスのルイス・ハミルトンは、オフシーズンテスト最終日の段階で、フェラーリが0.5秒のアドバンテージを持っていると予想している。
バルセロナで計8日間行われたテストで、フェラーリは印象的な速さを見せつけた。最終日にはセバスチャン・ベッテルが1分16秒221を記録。開幕前のこの段階で、昨年5月のスペインGPでハミルトンが記録したポールポジションタイムに迫ったのだ。
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一方のメルセデスは、淡々と走行を重ねた。最終日を迎えるまでラップタイムを重視した走行を行っていなかったが、3月1日(金)についにタイムアタックを敢行。バルテリ・ボッタスがベッテルから0.34秒遅れのタイムを記録した。
午後にボッタスからステアリングを引き継ぐことになっていたハミルトンは、その時点で取材に応え、フェラーリとの実際のギャップはもっと大きいと考えていると語った。
「それ(フェラーリとの差)は0.5秒くらいになる可能性がある」
「彼らは僕たちよりもストレートで速い。過去に使っていたフレキシブルウィングなのか、ダウンフォースを落としているのか、あるいは僕たちよりも全体的に空力効率が良くて、空気抵抗が少ないのか……または僕たちの方が燃料を積んでいる可能性もある」
「レースウィークになるまで、本当のところは分からない」
それでも、ハミルトンはテストのデータからその差を詰められると考えているようだ。
「今回のテストで、僕たちはかなり分析が進むだろうし、実装しようとしているパーツもいくつかある。少なくとも、マシンについての理解が深まれば、0.1秒のタイムアップができると期待している」
「マシンは今、パーツが使い古されている状態だ。だから新しいパーツを使えば、全てがうまくいくだろう。興味深いね」
しかしその後、ハミルトンは午後のセッションで8日間のテストを通じて初のアタックを実施。1分16秒224を叩き出し、ベッテルとわずか0.003秒差まで迫ってみせた。
ハミルトンは、チームの公式ウェブサイトに次のようにコメントを寄せている。
「良い最終日だった。(開幕戦の)メルボルン仕様のマシンを使って、柔らかいタイヤでアタックするのを何日も待っていたんだ。僕たちはふたりともバランスに問題はなかったし、競争力のあるラップタイムを記録できたので、かなり満足している」
「でも、メルボルンまでにたくさんの仕事が待っている。マシンの信頼性がとても高く、8日間のテストを振り返ることができる」
「僕たちは着実に進歩してきた。開幕戦に備えるためには、それを完了する必要がある。とても長く疲れたけど、テストは成功だった」
テストを通して周囲から本命と目され続けたフェラーリと、早くも空力アップデートを持ち込み、やはり速さを持っていることを見せつけたメルセデス。今年もこの2チームが激しい戦いを繰り広げるのは間違いないだろう。
一方、レッドブルはテスト終盤にトラブルに見舞われ、その速さは未知数。フェラーリとメルセデスの戦いに割って入れるか、まずは開幕戦の予選が注目される。
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