3月1日、ACOフランス西部自動車クラブは6月14~15日、フランス・サルトサーキットで行われる第87回ル・マン24時間レースのエントリーリストを発表した。発表第2弾となった今回のリストには日本チームのCARGUY Racingなど計18台が新たに加わっている。
TOYOTA GAZOO Racingによる日本車メーカー初の2連覇がかかる2019年のル・マン24時間は、2018年5月から翌2019年6月まで約13カ月に及ぶWEC世界耐久選手権“スーパーシーズン”のフィナーレイベントとして行われる。
アジアン・ル・マン4連勝! CarGuy Racingが“夢への切符”ル・マン24時間出場権をつかむまで
そんな今大会には最大出場枠“60”に対して75台分のエントリーが寄せられたといい、このなかからすでに、WECフル参戦チームと前年のル・マンの各クラス優勝チーム、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズの各クラス王者、北米IMSAから推薦を受けたチームなどが2月11日に発表されていた。
エントリーリスト発表第2弾となる今回は2月24日に最終戦が行われチャンピオンが決定したAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズからの招待チームをはじめ、ELMSや北米からの追加エントリーなど18台が加わり、第87回大会に参戦する都合60台がリストに名を連ねることとなった。また、ACOはル・マンを欠場するチームが出た際、これに代わって出場を許可するリザーブ枠の10台を合わせて発表している。
リストを見ていくと、トヨタが参戦するLMP1クラスは5チーム計8台と変わらず。対してLMP2クラスにはAsLMSから王者ユナイテッド・オートスポーツとLMP2アマチャンピオンとなったARCブラティスラバ、LMP3クラスを制したインター・ユーロポル・コンペティションの3台が加わった。
また、2019年のELMSに参戦したパニス・バルテズ・コンペティション、アルガルベ・プロ・レーシング、グラフ、チェィラー・R.ヴィッロルバ・コルセ、アイデック・スポールの計5台も新たにル・マン出場が決定した。
■2019年もポルシェ、フォード、コルベットが2台体制で殴り込み
激戦区として知られるLM-GTEプロクラスでは、恒例の“北米組”がル・マンに戻ってくる。その代表格であるコルベット・レーシングは2019年も2台のシボレー・コルベットC7.Rを持ち込み、2015年以来となるクラス優勝を狙う。
また、ポルシェとフォードもIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権を戦うポルシェGTチーム、フォード・チップ・ガナッシ・チームUSAという北米チームの各2台を招聘。フェラーリ陣営からはリシ・コンペティツィオーネの1台がAFコルセのフェラーリ488 GTE Evoとともに共闘する予定だ。
そして、4クラス目となるLM-GTEアマクラスでは2018/2019年AsLMSのGTクラスを4戦全勝で制したCARGUY Racingが満を持してル・マンのエントリーリストに加わった。マシンはAsLMSで使用したフェラーリ488 GT3をGTE仕様に換装。カーナンバーは“57”をつける。
ドライバー欄にケイ・コッツォリーノとともに名を連ねた木村武史は、MRレーシングの石川資章、デンプシー・プロトン・レーシングからの参戦が決まった星野敏に次ぐGTEアマクラス3人目の日本人ドライバーとして念願のル・マン参戦を果たすこととなる。
このほか同クラスではCARGUY Racingと同じくフェラーリ488 GTEを走らせる、スピリット・オブ・レース、3名全員を女性ドライバーで揃えるケッセル・レーシングが加わりクラス出走台数は18台となった。
最後にリザーブ枠だが、こちらは優先順にデュケイン・エンジニアリング(LMP2)、ハイクラス・レーシング(LMP2)、ユナイテッド・オートスポーツ(LMP2)、ユーラシア・モータースポーツ(LMP2)、パニス・バルテズ・コンペティション(LMP2)、アイデック・スポール(LMP2)、EBIモータース(LM-GTEアマ)、チーム・プロジェクト1(LM-GTEアマ)、メイヤー・シャンク・レーシング(LMP2)、TFスポーツ・レッド・リバー・スポーツ(LM-GTEアマ)という10チームが名を連ねた。
90年以上の長い歴史を持つなかで史上初のWEC最終戦として開催される2019年第87回ル・マン24時間レースは、6月15日(土)15時にスタートが切られ翌16日(日)15時にチェッカーとなる。
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