バルセロナで行われている2回目のF1オフシーズンテスト3日目、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。しかしながら午後のセッション終盤、コース上でストップして赤旗掲示の原因になった。これはパワーユニット(PU)の排気系に問題があったためのようだ。
フェラーリは、”エキゾーストに小さな問題”があったことが、マシンストップの原因であることを認めている。
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一方、フェラーリPUのカスタマーであるハースも、排気系のトラブルで午後の走行時間を失っていたようだ。
チーム代表のギュンター・シュタイナーによれば「エキゾーストマニホールドの故障と排気ガス漏れ」のトラブルが発生。それに対処するためにエキゾーストマニホールドだけでなく、ギヤボックスやターボチャージャーまで取り外さなければならなかったと述べた。
この日、午後の走行を担当したロマン・グロージャンは16周止まり。午前中はケビン・マグヌッセンがステアリングを握ったが、ブレーキ・バイ・ワイヤのプログラムに問題があり、53周の走行となった。
トラブル続きだった1日を振り返ったグロージャンは「僕はすべての問題がそれぞれ異なるもので、しっかりと(原因が)特定されていると思う。だからあまり心配していない」と語った。
「言うまでもなく、問題は発生して欲しくないしたくさん走行したい。でもそれは時々起こることだし、解決に時間がかかることもある」
「でもマシンは素晴らしいし、感触は良い。それが大事なんだ」
アルファロメオを含めた、フェラーリPUを搭載した3チームは1回目のオフシーズンテスト4日間で合計1489周を走破した。これはPUメーカー別で最多だったが、2回目のテストでは様々なトラブルが発生している。
連日クーリングシステムの問題や、メカニカルトラブルによるクラッシュが発生したフェラーリは、3日間で289周の走行に留まっている。チーム別で見ると8位の走行距離であり、ライバルであるメルセデスが最多の448周を走っていることを考えると物足りない数値と言える。
ただテスト3日目、フェラーリは走行終了の20分前に前述のマシンストップがあったとはいえ、138周を走破。ルクレールも、多くの距離を走れたことに手応えを感じたようだ。
「昨日(2日目)もその前も走行時間を失っていたので、今日は素晴らしいと感じた。1日を過ごしてより自信を感じたんだ」
速さを示しつつも、2回目のテストで信頼性に綻びを見せたフェラーリ。ライバルたちからの”評価”は高いが、チャンピオン奪回のためには、開幕までに万全の準備を整える必要があるだろう。
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