2月18日から4日間、開催されている第1回バルセロナテスト。最初の2日間まったく走行できなかったウイリアムズと、ベテラン広報の手腕で活気に賑わうフェラーリ定例会見など、今回もムッシュ柴田氏が現地の様子をお届けてしていきます。
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【ブログ】白いウェアもよく似合うキミ、新天地での走りも期待大/F1バルセロナテスト現地情報(1)
第1回F1バルセロナテストも、3日目を迎えました。新車の走り出しというのは例年、いろんなトラブルが出るのが普通です。ところが今年はほとんどのクルマが、初日からガンガン走りまくってます。しかしそんな中、ウイリアムズだけは3日目の朝になっても走る気配はなし……。
グランドスタンドに初日から下がってるロバート・クビカの特大の垂れ幕が、いっそう哀れさを誘います。
それでもようやく新車が到着し、クレア・ウイリアムズ副代表もサーキット入りしました。ふだんはにこやかな女性なのに、ものすごく表情が固かったな~。
そして後ろを歩いてたスタッフが、白幡メカニックにいろんな包みを渡してました。
手持ちで運んできたパーツですかね。
いや~大変だな~と同情しつつ、空腹に耐えかねて、この日はピレリのお世話になりました。このメイン料理、何だかわかります?
メニューを見ると、Tatakiと書いてある。イタリアでもカツオのたたきが、日本語でそのまま表記されるほどポピュラーになったんでしょうか。来る時の機内で観たフランス映画では、「Maki」とか「Nigiri」とか、普通に言ってたし。で、このカツオのTataki、大変おいしゅうございました。
ピレリを出たところで、ホンダの山本雅史モータースポーツ部長に遭遇。この日の朝サーキットに到着したばかりとのことでしたが、翌日には日本にとんぼ返りして、そのままオーストラリアのSBKに出かけるそうな。今回の人事異動に関しては僕の書いた記事やインタビューを読んでいただくとして、
「サーキットに来ると、本当に元気をもらえますね~」と、山本部長。ホーナー代表と雑談してる様子も、実に楽しそうでした。
テスト1最終日の昼休みには、フェラーリがシャルル・ルクレールの定例会見を開いてくれました。TVカメラだけでも10台が居並ぶ大盛況でした。
去年までのフェラーリは本当にメディアに対してそっけなくて、冬のテストなどは会見を開くどころかリリースも出なくて、われわれは途方に暮れたものです。それが今年は打って変わって、かゆいところに手の届く対応に激変。それもあってこれだけのメディアが詰めかけたわけですが、その立役者はといえば……。
ベテラン広報のシルビア・ホファー・フランギパネです。今年になってマクラーレンからフェラーリに電撃移籍。彼女の仕事ぶりはウイリアムズ、マクラーレン時代からきわめて評価が高かったのですが、フェラーリでもさっそく手腕を発揮してくれました。今後もフェラーリの悪しき風習(ちんたらと、上だけ見て働く)に染まることなく、このまま行ってほしいと願うばかりです……。
ということでルクレール選手。
最初のテストから、ベッテルと遜色ない安定した速さを発揮してます。フェラーリ自体かなり強力そうだし、今年はルクレール旋風吹き荒れるかも!!
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