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BTCC:ジェイソン・プラトがスワップ移籍。スバルを離れボクスホールに復帰

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BTCC:ジェイソン・プラトがスワップ移籍。スバルを離れボクスホールに復帰

 BTCCイギリス・ツーリングカー選手権随一のスタードライバーであり、2度のシリーズタイトル獲得も果たしているジェイソン・プラトが、スバルUKのファクトリーバックアップを受けるチームBMRを離れ、パワー・マックス・レーシング(PMR)に移籍。2001年のタイトル獲得時以来となるワークス・ボクスホールをドライブすることが発表された。

 シリーズ歴代最多勝ドライバーでありながら、そのトラック上の激しいファイトから“悪童”の異名も取るプラトは、4年間在籍したチームBMRを離れることを決断。ワークス体制を敷くボクスホール陣営に移籍し、ファクトリーマシンとなるアストラBTCCのステアリングを握ることとなった。

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 BMRでの初年度こそフォルクスワーゲンCCを駆ってシリーズランキング2位を記録したものの、ここ2シーズンは不振に喘いだベテランは、2016年から導入されたスバル・レヴォーグGTで通算2勝と14度の表彰台を獲得した。しかし、2018年はその長いキャリアで初となる未勝利に終わっている。

 一方のPMRはボクスホールのワークス支援を受けるチームとして近年目覚ましい進捗をみせており、2018年は3勝を記録してチームランキングでも同率2位となる躍進のシーズンを過ごした。

「そう、PMRはBTCCではまだ若い新興チームでありながら、すでにチームランキングで同率2位という素晴らしい実績を挙げているんだ。もちろん、その背景には才能ある経験豊富な人材が数多く在籍しているという実に明快な理由も存在する」と語る51歳のプラト。

「彼らの野心や意欲、タイトルを勝ち取りたいという強い願望は、私にとっても完璧な機会だと感じた。チームマネージャーのマーティン・ブロードハースト以下、スタッフは非常に統率の取れた組織として活動しており、代表のアダム・ウィーバーも勝つことだけしか考えていない。もちろん、それは私も同じだ!」

 そのウィーバー代表もプラト加入を喜ぶとともに、この契約がボクスホールにとってBTCCタイトル獲得への真剣な意思表示だと語った。

「チーム創設5年目、ボクスホールのファクトリーチームとして3年目を迎えるシーズンに、最多勝の実績を持つタイトル経験者と契約できたことは、我々の野心を表現する最高の出来事になった」

■セナ・プロクターが古巣BMRに復帰

「2018年はアストラBTCCの開発を慎重に見極め、限られた領域にリソースを集中した。これが功を奏してランキング躍進の原動力になった。2019年に向け幻想を抱くことはないし、より厳しい戦いが待ち受けていると理解しているが、そのために最適な人材を、最適なタイミングで獲得できたと感じている。より高い位置に挑戦する準備は整ったよ」

 この移籍劇に合わせて、昨季までPMRに在籍した2名のドライバーもそれぞれ移籍を発表し、2017年にBTCCデビューを飾ったセナ・プロクターはプラトとスワップする形でチームBMRに加入。

 ルノー・クリオカップUKやジネッタ・ジュニア選手権時代にはBMRアカデミー門下生として戦ったキャリアを持つプロクターが、結果的にその古巣に復帰する形となった。

「まずは2019年にBMRへカムバックすることが決まって本当にうれしい。僕を信じてくれたBMRにお礼を言いたい」と、2017年にBTCC新人王にあたるジャック・シアーズ・トロフィーを獲得しているプロクター。

「昨季はボクスホールでBTCC初優勝も記録できたし、このタイミングで2015年、2016年をともに戦ったBMRに戻れるのは最高の機会だ。今からスバル・レヴォーグGTのステアリングを握るのが待ちきれないし、リア駆動のマシンは僕のドライビングスタイルにピッタリだと思うよ」

 そしてこちらもジャック・シアーズ・トロフィー獲得経験を持つ27歳のジョシュ・クックは、PMRで過ごした2018年にキャリアハイとなるシーズン2勝、ドライバーズランキング6位の実績を提げてBTCノーリンに移籍。ダン・ロイドに代わってFK2ホンダ・シビック・タイプRをドライブすることが決まっている。

 また、昨季限りでシリーズから撤退することを決めたユーロテック・レーシングでエースを務め、2018年は2勝を挙げ5度のポールポジションを獲得する速さを見せたジャック・ゴフは、残念ながら2019年のBTCC参戦を断念する声明を発表している。

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