トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、F1マシンでの初セッションとなったバルセロナでのオフシーズンテスト2日目の走行を終え、人生で最高の1日だったと言えるほど楽しんだと語った。
昨年のFIA F2選手権ランキング3位を獲得し、トロロッソのドライバーに抜擢されたアルボンは、これまでF1のテストやフリー走行に参加した経験がなく、2月13日(水)にトロロッソが新車STR14をシェイクダウンした際、数周走行したのが、F1マシン初走行となった。
■ホンダF1「結果を出す」決意。山本雅史氏がモータースポーツ部長を離れ、”F1特命職”就任へ
そして19日(火)、アルボンはオフシーズンテスト2日目の走行を担当。走行開始直後にスピンし赤旗掲示の原因となってしまった。しかしその後は順調に走行を重ねていき、この日132周を走破した。
アルボンは「今日は人生で最高の一日と言っても過言ではありません。本当にいい一日でした」と、プレスリリースにコメントした。
「最初は、自分に『午前中はスピンしてはいけない』と自分に言い聞かせてスタートしたのですが、懸念したとおりになってしまいました。路面温度が低く、スロー走行するとタイヤが冷えてしまうのでスピードを落とすことも出来ませんし、挙動が予測しづらく、まるで氷の上を走っているようでした」
事実、テスト初日には経験豊富なキミ・ライコネン(アルファロメオ)も同じく走行開始直後にスピンを喫しているほど、2月のスペインは厳しいコンディションなのだ。
少々手荒い歓迎を受けた”ルーキー”だが、存分に走行を楽しみ、テストを進めていったようだ。
「リズムをつかめてからはスムーズに走行できるようになり、問題も全く起きませんでした。その後スピンを喫したことはあったものの、マシンの限界を探っている中で起こったものです」
「フィルミングデーで数周走行したので、F1マシン初走行というわけではありませんし、シミュレーターでの経験も多いので、マシンがどのように動くかは頭に入っていました。しかし、このマシンでの高速走行の経験はすごく新鮮で、いい刺激を受けて大いに楽しむことができました」
「マシンを降りても笑顔のままでいますが、明日までずっとこの気持ちが続くのではないかと思います」
トロロッソの副テクニカルディレクターであるジョシュ・エディントンは、「アレックスはどんどん自信を深めていき、かなりの周回数を走行してプログラムをすべてこなしてくれました」と話した。
「PUは今日も一日中スムーズ で、我々はマシンの挙動に関わる重要なテストアイテムの検証を多くすることができました。これによって、短中期的に解析していくべき内容の方向性が明確になりました。引き続き、優先事項は、マシンのさまざまな部分の特性を把握するとともに 、並行して走行距離を蓄積していくことです。したがって、現時点でのパフォーマンスレベルはそこまで注視していませんが、今日の向上具合には満足しています」
テスト3日目は、初日を担当し77周を走行したダニール・クビアトが再びステアリングを握る。アルボンは、1回目のテスト最終日となる21日(木)に再びマシンに乗り込む予定となっている。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?