ホルヘ・ロレンソは最高峰クラス参戦開始から9シーズンをヤマハ、2シーズンをドゥカティで過ごし、今シーズンはレプソル・ホンダへ移籍している。しかし、この移籍はスムーズに決定したものではなかった。2019年シーズンはドゥカティが契約更改しないことを決めたため、当初はグリッドに留まれない可能性もあったのだ。
ロレンソはホンダへの電撃移籍が決定するまで、彼のMotoGPキャリアは終わりに“非常に近い”ものだったと認めている。
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「僕はこれまで難しい時でも諦めずに取り組み続けてきた」
「ホンダと契約できたことで、昨シーズンを良い終わり方にすることができた」
「ホンダで僕のキャリアを終えたいとは言わないけれど、恐らくここが僕の(所属する)最後のチームだろう。どうなるかは結果次第だが、それが僕の考えだ」
ロレンソはホンダとの2年契約についてそう語った。また、Sky Italiaのインタビューで、ロレンソはドゥカティ在籍期間のことは忘れようとしている、とも話している。
「ドゥカティでのことについては、もう考えていない」
「僕はマシン(の感触)が好ましいと感じられて、正しいセッティングをできれば、タイトルにも手が届くと知っている」
2012年以降、ライダーズタイトルを獲得しているのはロレンソとマルケスのみだ。そして、ホンダは繰り返し彼らの事を“ドリームチーム”である、と言及している。
ロレンソはそうした呼び方に間違いは無いと言う。ただ、ロレンソはそうした数字以上に、彼らは強力だと語っている。
「数字の上では、僕らはMotoGPの歴史上で最強のチームのひとつなのは明白だ」
「競争がそれ程激しくないと、時々何度もタイトルを獲得することができる……だが、スピードと純粋な才能の点から見れば、数字が示す以上に僕らは強力だし、それが現実だ」
セパン・サーキットでのオフィシャルテストを、トレーニング中の左手首骨折により欠席したロレンソ。現在、ロレンソは理学療法士のアンジェロ・スクリバーノとリハビリを行っている。
motorsport.comの取材によると、ロレンソは怪我の回復が予想より良いため、カタールテスト(2月23日~25日)への参加に“100%の自信がある”という。
2月には、自身は2019年シーズンのタイトル候補ではないと語っていたロレンソ……だが、”ホンダでの初優勝の時期”について尋ねられると、「”可能な限り”早く(優勝を)狙っている」と語った。
「不可能な事は何も無い。難しいだろうけれど、開幕戦ですら(初優勝は)起こり得るだろう」とロレンソは付け加えた。
これまでヤマハ、ドゥカティ時代にも「ここでキャリアを終えたい」と語ってきたロレンソ。果たして、レプソル・ホンダはロレンソの終の棲家となるだろうか?
なお、開幕戦前最後のオフィシャルテストは2月23日~25日にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、その後3月8日に同地で開幕戦カタールGPが行われる。
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