ユーロスポーツは、2019/2020年シーズンのFIM世界耐久選手権(EWC)第2戦セパン8時間と世界ツーリングカーカップ(WTCR)最終戦マレーシアをセパン・インターナショナル・サーキット(SIC)で12月13~15日に開催すると発表した。
セパン8時間は、2018年7月にEWCの1戦として加わることが発表されていた。レースフォーマットは、鈴鹿8時間耐久ロードレースと同じものが採用される。公式予選上位10チームによるトップ10トライアルが実施され、決勝レースは日没後にフィニッシュする。また、セパン8時間は2020年の鈴鹿8耐に出場するための予選レースを兼ねることも発表されている。
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開催時期については当初12月7日が予定されていたが、今回の発表で12月13~15日にEWCの第2戦として開催されることが決定。セパン8時間の決勝は、12月14日の日中にスタートし、日没にゴールを迎える。
後日発表となっていたWTCR最終戦マレーシアは、12月15日に3レースが開催。レース3はWTCR初のナイトレースとなり、15日の現地時間19時にスタートする。
WTCRをプロモートするユーロスポーツ・イベントのフランソワ・リベイロは「セパン・インターナショナル・サーキットと協力して、マレーシア初、東南アジア初の試みを実施できて光栄だ」と述べている。
「(イベントが行われる)週末は、バイク好き、クルマ好きを問わず家族全員が朝から晩までレースの興奮とエンターテイメントを堪能できるはずだ」
「FIA WTCRとFIM EWCのふたつをプロモートしている団体として、SIC(セパン・インターナショナル・サーキット)には両シリーズを同じ週末に開催しようと提案してきた。サーキットは四輪レースでも、二輪レースでもハイレベルの認証を受けていて、長年国際的なレースを開催してきた実績がある」
「だから、レースのファンやチーム、ドライバー、ライダーたちにここでしか味わえない興奮をお届けできるはずだ。レースの週末が楽しみだよ」
SICのラズラン・ラザリCEOはセパン8時間について次のようにコメントしている。
「ユーロスポーツ・イベンツとの特別なコラボレーションはこのレースを唯一無二のイベントとし、ふたつの世界選手権イベントを同週末に開催するというマレーシアの歴史に名を刻む初めての試みとなる。両レースとも日没の時間に始まり、新しいSICサーキットのライトのもとでチェッカーフラッグが振られることになる」
「EWCは、世界で開催される二輪の耐久レースの最高峰シリーズ。セパン大会はセパン8時間という名称で開催され、名門レース、鈴鹿8時間の2020年大会の予選として行われることから、日本やアジアのチームが参戦してくる」
■セパン8時間にMotoGPライダーが参戦
セパン8時間の開催時期発表と同時に、ラザリCEOはセパン8時間にはSICのレーシングチームも参戦させることを明かした。参戦するチーム名はペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チーム。ライダーには、MotoGPライダーのフランコ・モリビデリとファビオ・クアルタラロに加え、Moto2クラスに参戦するマレーシア人ライダー、カイルール・イダム・パウイを起用するようだ。
「マレーシアからの参戦は、このイベントが成功するための鍵を握る。我々は先日、ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームを立ち上げ、MotoGPのライダーをふたりエントリーさせる他、唯一のマレーシア人のMoto2ライダーとして、カイルール・イダム・パウイをEWC初開催のセパン8時間に投入する」
「この素晴らしい世界選手権イベントに我々の地元からドライバーやライダーが参戦することは、大いに注目を集めると自信を持っており、マレーシアや世界各国から情熱的なモータースポーツファンがセパン・サーキットやマレーシアに集まることになるだろう」
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