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スポーツ 2019.2.14

インディカー合同テスト:ルーキーのハータが最速で一躍注目の的に。琢磨は最後にタイムアップ

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 テキサス州サーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されたインディカー・シリーズの合同テスト。好調をみせるルーキーのコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)が総合トップで2日間の走行を終えた。

 初日からタイムが伸び悩んでいた佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、セッション4回目で13番手までタイムを更新した。

    【順位結果】インディカー・シリーズCOTA合同テスト総合結果

 NTTが新たにタイトルスポンサーとなったインディカー。シリーズは、開幕前にエントリー全車を集めての合同テストを行った。

 過去3シーズンはアリゾナ州フェニックスの1マイルオーバルがその舞台とされていたが、今年はテキサス州オースティンに移った。フェニックスはカレンダーから外れ、新たにスケジュールに組み入れられ、第2戦にスケジュールされたサーキット・オブ・ジ・アメリカズが代わりに採用された。

 2日間のテストは、両日とも2回のプラクティスが行われた。走れる総時間数は11時間と長い。タイヤはファイアストンのプライマリー(ハード・コンパウンド)のみが、ベテラン勢には8セット、ルーキーたちには9セット供給された。

 午前中の走行開始時の気温が10度程度と、想定外の寒さとなった2日間だったが、全セッションの全走行時間帯がドライコンディションに恵まれ、集まった25台のインディカーは全長3.41マイルのコースを合計2,367ラップも周回。トータル走行距離は8,000マイルを越えた。

 昨年度チャンピオンで、通算5回のタイトル獲得を誇るスコット・ディクソンを擁するチップ・ガナッシ・レーシングは、ディクソンのチームメイトに今年はルーキーのフェリックス・ローゼンクヴィストを起用している。


 チーム・ペンスキーは3人のチャンピオン、ウィル・パワー、シモン・パジェノー、ジョセフ・ニューガーデンのレギュラー勢に加え、インディカーGPとインディ500に出場予定のエリオ・カストロネベスも今回のテストにエントリーし、より多くの情報収拾に努めた。

 アンドレッティ・オートスポートは、2012チャンピオンのライアン・ハンター-レイ、昨年3勝を挙げてタイトルを争ったアレクサンダー・ロッシ、ザック・ビーチとマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)の4カー体制。彼らは更に、シボレーからホンダにエンジンをスイッチし、ルーキーのコルトン・ハータを走らせるハーディング・スタインブレナー・レーシングとは技術的な協力関係を結んでもいる。

 これら三強に続くのがグラハム・レイホールと佐藤琢磨のコンビ2シーズン目を迎えるレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング、ジェイムズ・ヒンチクリフの新チームメイトにF1からマーカス・エリクソンを迎え入れたアロウ・シュミット・ピーターソン・モータースポーツ、チャンプカーで4度タイトルを獲得しているセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・バッサー・サリバン)とルーキーのサンティーノ・フェルッチを起用するデイル・コイン・レーシングだ。シュミット・ピーターソン・モータースポーツはマイヤー・シャンク・レーシングとのジョイントでジャック・ハーベイも10戦だけ走らせる。

■強力なベテランドライバーを抑えルーキーが最速
 今年のテストでの話題は、ハータ二世の速さだった。テスト開始直前に2人目のドライバー、昨年度インディ・ライツチャンピオンのパトリシオ・オーワードとの契約解消を発表して味噌をつけたチームだが、単独エントリーとなったハータがプラクティス1日目の2セッションで最速ラップを記録し、2日目のプラクティス3でまたもや最速。

 最終プラクティスも終盤までトップにつけ、あわや全セッション制覇……かと思われたが、ロッシが最後の最後で逆転した。

 それでもハータは2番手タイムでセッション4の走行を終了。4セッションでトップ3回、残りは2番手という驚異的な成績を残した。ハータよりもむしろ注目が集まっていたオーワードが離脱したが、ハータ二世は初日午後のベストタイム1分46秒6258により、2日間のテストにおける最速ドライバーとなった。


 2日間、合計11時間の走行で1分46秒台に飛び込めたのはハータとロッシのふたりだけ。彼らのマシンの仕上がり具合、ドライビングが抜きん出た存在だったのは間違いない。

「このコースは僕のドライビングスタイルに本当に合っている。チームが僕の望むマシン、このコースを速く走れるマシンを作り上げてくれた。でもまだ満足はしていない」

「気温が低くなると僕らはマシンをそれにマッチさせることができなかった。それができていたら、もっと速いラップが可能だった。最も、僕らが暖かいコンディションで速かったことは、今回より暖かくなるだろう3月下旬のレースに向けては好材料だ」とハータは語った。

 2日間総合の3番手に来たのは、2014年チャンピオンのパワー。ベストはプラクティス2で出した1分47秒1044。トップのハータとの差は0.4786秒もあった。

 総合4番手はハンター-レイで、5番手はパジェノーだった。アンドレッティ勢3人、ペンスキー勢ふたりがトップ5を独占した。


 ガナッシ勢はローゼンクビストが6番手で、ディクソンは8番手と、流石に2人揃ってトップ10には入って見せた。そして、ガナッシのふたりの間に割って入ったのがレイホール。9、10番手はヒンチクリフ、フェルッチの順だった。

 レイホール、シュミット、コイン陣営も1人ずつをキッチリとトップ10入りさせたのである。2018年チャンピオンのニューガーデンは11番手。カストロネベスは12番手。ブルデーは18番手と振るわず、2004年チャンピオンのトニー・カナーン(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、トラブルやセッティング変更に時間がかかり、24番手のブービーだった。

 琢磨の合同テストは非常に苦しいものになっていた。直前にラグナセカでのプライベートテストを行っていた彼らは、それとほぼ同じセッティングを持ち込んだが、プラクティス1が22番手、プラクティス2が23番手、2日目の午前中の3セッション目では最下位の25番手という苦悶ぶりだった。

 高速コースでありながら低速コーナーの連続もあるオースティンのコースにマシンを合わせることに手を焼いたのだ。

 チームメイトのレイホールもプラクティス1は19番手と苦しいスタート。しかし、プラクティス2で8番手に上がるなど琢磨より状況は明るかった。

 プラクティス3では13番手と後退したレイホールだったが、4セッション目には5番手に食い込み、明るい兆しを掴んでテストを終えた。琢磨は最終セッションの終了間際に1分48秒の壁を突破。1分27秒7183をマークし、セッション12番手、総合13番手となって走行を終了した。


 琢磨は走行後、「苦しいテストになっていましたが、最後にようやくマシンが良くなりました。今回はチーム内の2台で異なるトライをしていたのですが、チームメイトの方が先に良いものを見つけ、こちらもその良さを取り入れたセッティングにし、タイムを縮めることができました」

「それでもまだポジションは真ん中ぐらい。インディカーは本当に競争がまた激しくなっていますね。これまでのテストで多くの周回数をこなして来ているので、開幕までの残り1カ月でデータをよく見直し、競争力の高い状態でセントピータースバーグに行きたいですね。シーズン開幕から予選でも決勝でもトップグループで争いたい」と話した。

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