カタールに本社を置く有料放送局のbeIN Sportsは、F1と締結しているテレビ放送権に関する契約を更新しない可能性がある。同局は最近の声明で、サウジアラビアを拠点にしているといわれる『BeoutQ』という企業の海賊行為による権利侵害の問題に言及している。
スポーツ専門局のグローバル・ネットワークを運営するbeINは、過去5年間に渡り、中東と北アフリカ地域におけるF1の放送権を保有してきた。
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だがbeINによれば、1年以上の間、BeoutQが同局の放送用コンテンツを盗んではオンラインチャンネルを通じて違法に放送してきたのだという。beINはスポーツ中継における“ライバル”、海賊局のBeoutQのそうした権利侵害に対して、不利な戦いを強いられてきた。
海賊版コンテンツが中東地域において広範囲にまき散らされてしまったため、beIN Sportsは声明において、BeoutQによる『業界規模の窃盗行為』と戦う努力の一環として、今後の放映権料については「これまでよりも少額しか支払わない」としている。
beIN Sportsの中東、北アフリカ地域担当マネジングディレクターであるトム・キーベニーは、次のように話した。
「我々は各種の放映権料として莫大な額を支払っている。しかし、サウジ企業による海賊行為の当然の帰結として、得たはずの権利が保護されていない」
「したがって、今後我々はそれらの権利について、特にBeoutQと闘うと口先だけで言いながら行動が伴わない権利保有者達に対しては、これまでよりも少額しか支払うつもりはない」
キーベニーによって“口先だけ”と評された権利保有者には、F1も含まれる。これまでbeIN SportsはF1の生中継の権利料として、年間3000万ドル(約33億1900万円)から4000万ドル(44億2600万円)の費用を支払ってきたと報じられている。
Ampere Analysis社のメディアアナリスト、リチャード・ブロートンによれば、この額はF1が得る年間放送権収入全体の約7%に上ると推計される。
「湾岸地域の放送会社は現在、海賊行為を受けているほか、コンテンツ視聴に設定された高い月額料金が消費者に受け入れられないなど、猛烈な逆風にさらされている」とブロートンはBloombergの取材に語った。
またBloombergによれば、F1は現在中東・北アフリカ地域の新しい放送パートナーとの間で、放送権に関する契約の詰めの段階にあるという。だがリバティ・メディアにとっては、この新たな契約を、これまでのbeINとの契約に比べてリバティ側に有利な内容で締結することは難しそうだ。
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