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スポーツ 2019.2.10

タバコ広告禁止違反? フィリップ・モリス&フェラーリの『Mission Winnow』がオーストラリアで調査対象に

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 フェラーリのスポンサーを務めるフィリップ・モリスは、昨年から『Mission Winnow』のバナーを、フェラーリのマシンやチームウェアに掲げているが、これがタバコ広告に当たるのではないかと、オーストラリアで調査が開始されたようだ。

『Mission Winnow』のバナー掲載は、昨年の日本GPからスタート。フェラーリがマシンのカラーリングを新たにし、マシンに大きなロゴが掲げられることになった。マルボロブランドで有名なフィリップ・モリスがタバコ製品からの依存を脱却し、科学的および技術的な新たな試みしていくことを示しているのだという。

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 しかし、『Mission Winnow』ロゴの赤と白のV字型がマルボロのロゴと似ていると、オーストラリアで批判を呼んでいるようだ。

 今週になってオーストラリアのメディアは、オーストラリアの保健省とビクトリア州の保健社会福祉省が、フェラーリへの支援がタバコ広告禁止に違反しているかどうかを調査していると報道した。ビクトリア州には、F1の開幕戦オーストラリアGPが行われるアルバート・パークがある。

 また、オーストラリアのテレビ局が昨年の日本GPを放映したあと、オーストラリア通信メディア庁(ACMA)も個別に調査を開始していたようだ。

 フィリップ・モリスのグローバルコミュニケーション担当ディレクターのトマソ・ディ・ジオバニは、会社としては『Mission Winnow』プロジェクトがタバコ広告禁止法に完全に準拠していると確信しており、オーストラリアGP主催者とこの問題について話し合っていると、motorsport.comに語った。

「ウェブサイトやスクーデリア・フェラーリで使われているロゴやシンボル、そしてその構想は、オーストラリアおよびビクトリア州での活動に適用される法律に準拠している」

「我々は、オーストラリアでの『Mission Winnow』に関する議論について認識している。当局の懸念を理解し、彼らに納得してもらうために、地元のグランプリ主催者と協力している」

「『Mission Winnow』は当社の製品や製品ブランドを宣伝するためのものではない。むしろ我々が行う全ての活動において、我々自身を向上させていくという、当社の取り組みについて伝えられるようにデザインされている」

「『Mission Winnow』は新しいフィリップ・モリス・インターナショナルとそのパートナーにとっての窓口であり、我々の取り組みと我々自身を改善し、進化させるための原動力なのだ。そして、社会の発展に貢献していきたい」

 とはいえフェラーリへ支援を続けながら、タバコ広告の禁止によりスポンサーロゴを掲げてこなかったフィリップ・モリスの最近の動きに、不満を持っているものはいる。

 メルボルンの外科医であり、禁煙キャンペーン活動をしているジョン・カニンガムは、ACMAに『The Age』紙に次のようにコメント。『Mission Winnow』に対する不信感を露わにしている。

「『Mission Winnow』のウェブサイトは、実際に彼らが何をしようとして、どんなビジネスをしようとしているのかを、より明確にしている」

「F1マシンとは関係ない。それは確かだ」

「タバコ会社は、存続のための唯一の手段が人々をニコチン中毒にすることだとついに認めた。そして彼らは、最も効果的にそれを行う方法を研究するためにお金を注ぎ込む。それは中毒になっている彼らの顧客のためではなく、彼らの利益と株主のためなのだ」

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(motorsport.com 日本版 Gabriele Testi)

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