モンスターエナジー・ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、2019年仕様のマシンに搭載するエンジンスペックは既に決定しているとセパンテスト初日終了後に話している。
ヤマハのマネジメントディレクターのリン・ジャービスは、セパンテストが2019年シーズンのヤマハの期待に向けて、“非常に重要だ”とチーム発表の場で説明していた。セパンテストはチームが異なる仕様のエンジンを試すことのできる、実質的に最後のチャンスだからだ。
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しかし、セパンテスト初日終了後の報道によると、バレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、ヤマハの選択した1種類のエンジンのみでテストを行っていたと述べている。
ロッシはテスト初日をトップのマルク・マルケスから0.4秒差の6番手タイムで終えている。ビニャーレスは3番手タイムで、ロッシより0.1秒ほど速いタイムを記録している。
「僕らは1種類のエンジンを使用する。これはヤマハが決定したからだ。ただ、僕らは満足しているよ」
ロッシはヤマハにより選択されたエンジンについてそうコメントしている。
「エンジンスペックはおおよそのところ決まっているんだ。だから、それ程(ヤマハの選択したエンジンに)疑問は無い」
「初日はかなりポジティブだった。始めからマシンは良いフィーリングがだったし、ヤマハの弱点だったユーズドタイヤを履いた時の感覚も良かった。だから、悪くない」
「今日はパフォーマンスを改善するモノを少し試した。だけど、僕たちはまだまだ改善に取組んでいかないといけないんだ。今は良い方向にいるけど、もう少し改善が必要だからね」
ロッシはまた、YZR-M1が未だに持つ問題に関して、自身とビニャーレスとでフィードバックが似ていたと強調した
「昨年の2回のプレシーズンテストでは小さな事を試したけど、それ程多くはなかった」
「今回のセパンテストでは幾つかの大きな変更があり、その方向について満足している。特にエンジニアやビニャーレスと話したけど、僕たちは同じ方向を向いているんだ」
「僕たちはマシンの弱点について同じ意見を持っている。それを修正するために取り組む必要があるんだ」
そのビニャーレスは、テスト初日の取り組みについて基本的に満足しているようだ。ただ、彼はブレーキングの改善が必要だと指摘しており、残りの日程で取り組む必要があると語っている。
「正直、マシンの動きにとても満足している。ヘレステストから2ヵ月経ったが、ほとんど同じように機能している」
ビニャーレスはそう語っている。彼は昨年のへレステストで既にヤマハが勝てるパッケージを持っていると感じていると語っていた。
「普通、セパンテストではマシンに慣れるのに苦労するけれど、僕はすぐに速さを発揮できた。これはとても良いポイントだ。ヘレスはセパンよりもグリップが遥かに高い。それが最大の違いだ」
「ブレーキングで多くのラップタイムを失っているから、まだ改善に取り組む必要がある。特にブレーキング時、かなり強くかけないと、マシンが止まらないんだ」
「2日目は異なるセットアップを試すつもりだ。今日はエンジンしか試していない。マシンのセッティングはヘレステストから変えられなかったんだ」
「ブレーキングが改善できるように取り組んでいく。同じラインで3周走ることが出来ないんだ。コンスタントに走れない。これでは良くないから、マシンといろいろな事を試す必要がある」
「だから、明日はセットアップを変更して解決しようとしている。それから、シャシーにもいくつか新しいモノがある……たぶん、もう少し剛性が高いモノだと思う」
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