F1の主催者たちのうちほとんどが参加するF1プロモーター協会(FOPA)は、1月28日(月)にF1オーナーであるリバティ・メディアに対し、その方向性を批判する声明を発表した。しかしその翌日に、リバティ・メディアとグランプリ主催者たちが話し合いを行う予定だったこともあり、F1のCEOであるチェイス・キャリーは「少し奇妙に感じた」という。
FOPAが発表した声明には、メンバーのうち16団体が賛同したとされている。一方で、ロシアGPとメキシコGPの主催者はリバティ擁護の姿勢を表明しており、日本GPの主催者もこの声明に賛同していないと見られている。
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声明では、無料TV放送の減少に伴う露出の低下やリバティの方針が明確でなく、主催者との関わりが欠如していること、マイアミGPを筆頭に新たなイベントが既存のイベントの利益を損なう危険性があることを懸念事項に挙げている。
この批判声明に対し初めて公にコメントしたキャリーは、3つの議題全てが声明発表の翌日に行われた会議で取り上げられたと、ESPNに語った。
「実際には誰からも、その議題の提起はなかった。彼らはただプレスリリースを出しただけだ。それは少し奇妙だった」
「会議の前日に声明を発表したのだから、それを最も奇妙に感じた」
「我々はすでに、新しい提案について話し合う日を設定していた。そして彼ら、そのうちいくつかは、我々と提案について話し合う必要があると声明を出したのだ」
F1開催契約を2023年まで延長したアゼルバイジャンでキャリーはそうコメントした。
過去2年間でF1開催契約を延長したのは、ベルギーや中国、ドイツ、日本、シンガポールに続いて、アゼルバイジャンが6カ国目となる。一方、2019年で開催契約が満了となるのはイギリス、イタリア、スペイン、メキシコだ。
キャリーは21のグランプリ主催者の中から、”不満を抱いている2カ国”を見つけるのはそれほど難しくないことだと付け加えた。
彼は、主催者たちとの会議は”信じられないほど前向き”なものだったと自信を持っている。
「私は、大多数から多大なサポートを得られたと思った。彼らは、我々がやっていることに対して、素晴らしい評価をしてくれている」
「彼らのうち、何人かが文句を言いたかったというのが事実だ。我々がやっていることを変えるつもりはない」
「このスポーツは数年前よりもずっと良くなっており、正しい方向に進んでいると彼らは信じているし、一般的にもそう考えられている」
2020年には、カレンダーにベトナムGPが加わる。さらに、アメリカでF1を普及させるため、マイアミでのレース開催計画が進められている。
キャリーは『F1は既存のレースを犠牲にして、新天地でのレースを追求していない』とした一方で、全てに対応しきれないほど多くの選択肢があると述べた。
その上で、進行中の交渉について公にコメントするつもりはないと繰り返し主張している。
「このスポーツは、まるで”話し合い”のスポーツだ。まず話し合いをして、それから行動する」
「我々には取り組まなければならない問題がある。さらに、カレンダーに加わりたいと積極的にアピールしてくる国もあるんだ。だが、カレンダーにはそれほど多くの空きはない」
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