1月31日(木)に立ち上げが発表され、2021年1月にスタートする予定の電動SUVによる『エクストリームE』シリーズ。共同創設者のアレハンドロ・アガグは、”非常に真剣な”メーカー9社にコンセプトを提示した。
シリーズのフローティングパドックとして機能する予定の、RMSセント・ヘレナ号でシリーズが正式発表された後、アガグと共同創設者のジル・ド・フェラン、シリーズの”チーフ・エクスプローラー”のデイビッド・デ・ロスチャイルド、アートディレクターのフィッシャー・スティーブンスがさらに2つ、非公開のプレゼンテーションを行った。
■新シリーズ『エクストリームE』始動。電動SUVレースでフォーミュラEの技術活用
このプレゼンテーションを聞いたグループの中には、9つのマニュファクチャラーの代表が含まれており、他にもフォーミュラEのチームから様々な顔ぶれも出席していたという。
アガグは、現在このシリーズに参入することを約束しているメーカーはないと説明した。
一方で「発表会に参加した9つのメーカーは全て非常に真剣であり、非常に大きなメーカーだ」と付け加えた。
「もし呼びたいなら、彼らのことは”ユージュアル・サスペクツ”(容疑者の常連)と呼んでもいいだろう!」
「しかし、私はどれだけ多くの人々が、エクストリームEに参戦することを本当に真剣に考えているのかは分からない」
「我々はいくらかの人々と非常に予備的な会話をしたが、それはとても興味深かった。しかし我々はごく最近までそのコンセプトを微調整してきた」
「もうすぐ、競技規則と技術規則を完成させるところだ。我々がそれを持っていれば、メーカーも心を決めて、研究をする必要がある」
「また、彼らがこのシリーズのことを信じるためにも、レギュレーションがひとつの要素になると思う」
エクストリームEの第1シーズンは2021年の1月に開幕し、8月まで続く予定だ。アガグはもし参戦するメーカーがいなくても、第1シーズンを行うと述べた。
「私は、必要ならばメーカーなしでこのチャンピオンシップを始める。全てのチームがインディペンデントになるだけだ」
「(チャンピオンシップの確立には)何も条件はない。このチャンピオンシップは始まるんだ。もしメーカーがいたら素晴らしいことだ。もしいなくても、後から参戦してくれることを願っている」
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