F2ドライバーのニック・デ・ブリーズは、これまでどおりF1でレースをする決意を固めている。少なくとも自身と実力は同等と考えているふたりのドライバーがF1に昇格した後では、なおさらだ。
有力チームであるプレマ・レーシングからFIA F2選手権に参戦した23歳のデ・ブリーズは、2018年のF2チャンピオンとなったジョージ・ラッセル、挑戦者のランド・ノリス、アレクサンダー・アルボンに次ぐ4位で昨シーズンを終えた。
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3人の有望な若手全員が3月のメルボルンでF1グリッドに並ぶことになる。2018年にF2で3度の優勝を飾ったデ・ブリーズは、将来モータースポーツの最高峰において元ライバルたちの仲間入りをしたいと望んでいる。
「傲慢になるつもりはまったくないが、僕から見ればノリスとアルボンは僕より優れているというわけではなかった」とデ・ブリーズはオランダのFriesch Dagbladに語った。
「ノリスはたった1回しか優勝しておらず、アルボンは4回で僕は3回だ。でもそれは過去のこと。今年は雪辱を果たしたいし、ARTとともにタイトル獲得を目指したい」
デ・ブリーズは、仲間のドライバーの一部が次のレベルに進んだことに落胆していることを認めた。特に、過去にはチャンスに恵まれる可能性があったものの、期待通りに実を結ぶことがなかったからだ。
「僕は現在のF1グリッドに並ぶドライバーの7割とともに成長してきた」とデ・ブリーズは語った。
「彼らが今ではF1にいて自分はそうではないことを考えると、当然ながら苛立つこともある。でも誰もがそれぞれの道を歩んでいる。一部の者は他の者に比べて容易い道を歩むこともある」
「数年前、マクラーレンを選ぶことは最高の選択肢だった。でもチームのパフォーマンスが衰退し、彼らはスポンサーを失って、一部の予算を削減しなければならなかった」
「そのことは僕の旅路の助けにはならなかった。でも僕は自分がこの数年をいかに切り抜けてきたかということと、今もここにいることを誇りに思っている」
デ・ブリーズは2019年シーズンのF2タイトル獲得候補のひとりと見られているが、ミック・シューマッハーが新規参戦するため競争相手には事欠かない。
「昨年よりもリラックスしているよ。2018年シーズンに得た経験があるし、今では何をすべきか、何をすべきじゃないかということを分かっている。今年もまた、新たに参戦するドライバーたちとの激しい戦いになるだろうね」とデ・ブリーズは語った。
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