2月1~3日のバサースト12時間で開幕する2019年のIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジにニッサンがフル参戦を表明。KCMGが2台のニッサンGT-RニスモGT3を走らせる。その布陣には松田次生と千代勝正も名を連ねた。
IGTCはバサーストを皮切りに、カリフォルニア8時間とスパ24時間、鈴鹿10時間、キャラミ9時間の全5戦で構成される耐久レースシリーズだ。
バサースト12時間:最終エントリーは41台。千代勝正&松田次生は35号車GT-Rで参戦へ
同シリーズにはすでにアウディやベントレー、メルセデスAMG、ポルシェがマニュファクチャラーとして参戦を表明済み。ニッサンは6社目のマニュファクチャラーとしてシリーズを戦うことになる。なお日本メーカーがIGTCにマニュファクチャラーとして参戦するのはこれが初めてだ。
シリーズでニッサンの実働部隊を務めることになるKCMGは2018年のブランパンGTシリーズ・アジアやマカオでのFIA GTワールドカップ、バーレーンで行われたFIA GTネーションズカップなどにGT-R GT3で参戦してきたほか、鈴鹿10時間にも挑戦している。
2019年シーズンは、18号車と35号車と2台のGT-R GT3を投入。18号車にはオリバー・ジャービスとアレキサンドレ・インペラトーリ、エドアルド・リベルティを起用する。
そして35号車にはスーパーGTやフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)でチャンピオンを獲得した経験のある松田と、ブランパンGTエンデュランスカップでチャンピオン経験のある千代という、強力なふたりがタッグを組む。3人目のドライバーを務めるのはジョシュ・バードンで、この3人は1月10~12日に行われたドバイ24時間でもマシンをシェアしている。
シリーズを運営するSROモータースポーツグループのステファン・ラテルCEOは「ニッサンが参加することで、今年のIGTCには過去最大数のマニュファクチャラーが名を連ねることになり、さらにそのうち5社が新型マシンを投じることになる」と語った。
「ニッサンは過去にも、SROが主宰したレースで栄光を掴んできた。また2018年の鈴鹿10時間で新型GT-R GT3は目覚ましいパフォーマンスを発揮しているから、2019年シーズンにKCMGが活躍することは間違いないと思うよ」
KCMGの創設者であるポール・イップは「世界に知られるマウント・パノラマで行われるバサースト12時間でのバトルを楽しみにしているし、ニッサン/ニスモとのパートナーシップを継続できたこともうれしく思う」とコメントした。
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