第57回デイトナ24時間レースは、悪天候により2度の赤旗が掲示。そのままレースが終了し、ウェイン・テイラー・レーシングの10号車コニカミノルタ・キャデラックDPi-V.R(ジョーダン・テイラー/レンジャー・ヴァンデル・ザンデ/フェルナンド・アロンソ/小林可夢偉)が総合優勝となった。
悪天候により1時間40分ほど赤旗中断となっていたデイトナ24時間レース。残りが5時間30分を切りレースが再開されるも、オーバル部分でスピンした車両を避けられず、追突してしまう多重クラッシュも発生。すぐさまセーフティカーが再出動となった。
■デイトナ24時間(17時間経過):アロンソ、雨中の激走でトップ浮上。天候悪化で赤旗中断に
残り時間が5時間を切ろうかというタイミングで、トップの10号車キャデラックがピットイン。中断前から走行を続けていたアロンソから、テイラーへとマシンが託された。
同タイミングでアキュラ・チーム・ペンスキー6号車もピットインし、シモン・パジェノーが乗り込んだが、約10分後に再びピットイン。排気管からは炎も覗いているような状態で戦線離脱。のちにコース復帰を果たすが、18周遅れとなってしまった。
ウェーレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックはピットに入らず走行を続けたが、10号車は雨が降り止まない予報となっていることを踏まえてか、残り時間が4時間を切る前に再びピットへ向かった。
残り3時間48分のタイミングでセーフティカーが解除され、ようやくレースが再開した。多重クラッシュも発生する危険なコンディションの中で、31号車に追いついた10号車のテイラーがオーバル部分でアウト側からオーバーテイクを決め、総合トップを奪取した。
至る所でクラッシュが発生する中、10号車の目の前でも車両がスピン。10号車のテイラーはこれを警戒していたのか、間一髪これをかわすことができた。するとその直後、残り時間3時間34分のところでようやくコーションが出され、20分ほどのセーフティカー走行の後、レースがリスタートした。
10号車のテイラーはあっという間に6秒以上のリードを築く。一方、31号車のフェリペ・ナッセはアキュラ7号車のアレクサンダー・ロッシをパスし2番手に浮上した。それでもスピンした車両がコース上で動けなくなってしまい、またすぐにセーフティカーランに戻ってしまった。
残り3時間のタイミングでレースが再開されると、今度は31号車に乗るナッセの勢いがよく、10号車のテイラーとバトルを展開。軽く接触しながらも10号車を攻略し、トップに立った。10号車はピットインし、雨での走行経験が多いアロンソが再登板、フィニッシュまでマシンを持ち帰る大役を任された。
すると今度はコース脇の看板に接触したマシンがあり、デブリが路面に落下。このレース15度目のコーション。このタイミングで31号車がピットイン、3番手のアキュラ7号車もピットでフロントカウルを交換した。ピットに入ったばかりだった10号車もピットに戻りタイヤを交換、2番手でコースに復帰した。
レースは一時再開されるも、またしても追突クラッシュが発生しコーション。残り2時間21分にグリーンフラッグが振られた。31号車のナッセと10号車のアロンソは、互いにラインを外しながらもなんとかコースにマシンを留め、レースを続けていく。
しかし先に大きなミスをしてしまったのがナッセ。1コーナーで直進してしまい、アロンソが先頭に立った。その間にも、オーバルからインフィールドセクションに入る1コーナーでは路面の水の量が多いようで、スピンが続発。雨も強まっているようでコーションが出されると、残り2時間を切ったタイミングでこのレース2度目の赤旗が掲示された。
結局再開ができるようなコンディションまで回復する見込みがないまま、残り時間10分ほどのタイミングでチェッカーが振られレースが終了。雨の中で抜群の速さを見せた10号車が総合優勝となった。
LMP2クラスは、ドラゴンスピードの18号車オレカが優勝。GTLMクラスは25号車BMW M8 GTE、GTDクラスはGRTグラッサー・レーシングの11号車ランボルギーニが波乱を生き残り、クラストップとなった。
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