2019年はARTAからスーパーGT(GT300クラス)に参戦する福住仁嶺。初挑戦のカテゴリーではあるが、大きな不安はないと語った。
福住はここ数年、GP3やFIA F2、スーパーフォーミュラなどシングルシーターのレースで活躍してきたが、2019年はツーリングカーレースのひとつであるスーパーGTにも挑戦することになった。
■ARTA鈴木亜久里監督、福住仁嶺への期待大「トップクラスの才能を持つドライバー」
実は、2015年の鈴鹿1000kmの際に#55 ARTA CR-Z GTの第3ドライバーとしてエントリーした実績がある福住。その頃とは全く異なるマシンだが、彼自身としては今年のフル参戦の機会を前向きに捉えているようだ。
「(GT参戦の話が本格化した時は)昨年の11月終わりくらいでした。その時点である程度(2019年も)スーパーフォーミュラに出るということが決まっていましたが、(レース参戦が)それだけじゃ寂しいな……と思っていました。だから、こうやって乗れるものには色々乗って、少しでも新しいものを吸収していきたいなと思います」
「(2015年の鈴鹿1000kmでは)ルーキーテストで多少乗ったくらいで、レースの時は乗りませんでした」
「その時のCR-Z GTと比べると(クルマの特性が)全然違うと思うので、(当時の経験は)あまり参考にならないかなと思っています」
スーパーGTはウエイトハンデ制やGT500クラスと混走、さらに複数人で同じマシンをシェアして戦うなど、これまで福住が経験してこなかった要素もたくさん含まれているレースだ。海外で実績を積んできたドライバーも、さすがにスーパーGT参戦1年目は苦労することが多いというが、福住は謙虚な姿勢を保ちつつも、不安はないと語った。
「(初参戦のスーパーGTに対して)そこまで不安はないです。初めて乗るカテゴリーに対してプレッシャーを感じることもあまりないですし、自然といける自信はあります。しっかりと仕事をこなせられるようにやっていきたいです」
「(ヨーロッパで過ごしていた昨年までとは)環境が全然違うので、まずは僕の日本語力を上げなきゃいけないですし、先輩方との接し方の部分もダメなところが多いので、そこも勉強していかなきゃなと思います」
「とにかく新しいチャレンジだと思って、まずは大先輩の高木(真一)さんに色々教えてもらいながら、少しずつ勉強していきたいと思います」
一方、パートナーを組む高木は福住の第一印象について「亜久里さんや、全ての人に対して上から目線なんですよ(笑)」とベテランらしく容赦ない突っ込みを披露。だが、その部分が福住の強みでもあるという。
「何に対しても動じない姿勢というのはレーシングドライバーとしていいことですし、それを周りが受け入れるというか、亜久里さんから『仁嶺だったらしょうがないな』とか、全部許される部分も彼の人間性なのかなと思いますね」
そんな高木だが「(福住と組んで)唯一の良いことが、身長が一緒なんですよ!」と、このコンビでのメリットもあるという。
「今のGT3マシンはペダルの位置が動くのでショーン(・ウォーキンショー)や小林(崇志)とか背の高い人と組んでも、不利益に感じることはなかったんですが、ドライバー交代の時はコンマ1秒くらいタイムが縮まるかなと思います」
大ベテランの高木と、海外で武者修行を積んできた福住。このふたりがコンビを組んでNSX GT3でどんなレースを見せてくれるのか。今季のGT300クラスで大注目のチームとなりそうだ。
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