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マツダ、次世代シャシー用高張力鋼板を共同開発。新型『アクセラ』から採用開始

掲載 更新
マツダ、次世代シャシー用高張力鋼板を共同開発。新型『アクセラ』から採用開始

2019年1月10日
プレスリリース

マツダ、1310MPa級高張力鋼板冷間プレス部品を世界で初めて開発
新型『MAZDA3』から順次採用

マツダ、MX-5(日本名:ロードスター)30周年記念車の発表を予告。2月7日にシカゴで初公開へ

 マツダ株式会社(以下、マツダ)は、新日鐵住金株式会社*1、JFEスチール株式会社*2の両社と、それぞれ共同で1310MPa級高張力鋼板を用いた車体構造用冷間プレス部品の開発に世界で初めて*3成功しました。
 
 マツダでは、この1310MPa級高張力鋼板を取り入れた新世代車両構造技術“SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)”を、新型『MAZDA3(日本名:アクセラ)』から順次、採用していきます。

 高張力鋼板を自動車の部材に用いると必要な耐力をより薄肉で確保できるため、車体を軽量化することができ、操縦安定性能の向上や燃費性能の改善に貢献できます。
 
 また、衝突安全性能を確保するために高い強度も求められており、より高強度な鋼板の適用が期待されていました。

 これまで冷間プレスで成形した部品を車体構造に採用する場合、成形性や加工後の寸法精度の確保の難しさから、高張力鋼板の強度は1180MPa級の採用に留まっていましたが、それぞれ共同で技術開発に取り組み、適正な製造条件を定めることで、1310MPa級高張力鋼板の採用を可能にしました。

 新型MAZDA3に1310MPa級高張力鋼板を採用した部品は、フロントピラーインナー、ルーフレールインナー、ヒンジピラーレインフォース、ルーフレールレインフォース、No.2クロスメンバー、サイドシルインナーレインフォースで、従来車の同部品と比べると合計で約3kgの軽量化を達成しています。

 マツダは、クルマ本来の魅力である“走る歓び”の提供をとおして、美しい地球と心豊かな人・社会の実現に貢献する商品開発に取り組んでいます。今後とも、クルマのある生活を通じて、お客さまの人生においてかけがえのない存在となり、お客さまと特別な絆を持ったブランドになることを目指してまいります。

*1 新日鐵住金株式会社(住所:東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 代表取締役社長:進藤孝生)
*2 JFEスチール株式会社(住所:東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 代表取締役社長:柿木厚司)
*3 マツダ調べ(2019年1月現在)

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