2018年の全日本F3選手権でチャンピオンを獲得した坪井翔が、ルーキーテストで初めて経験したスーパーフォーミュラのマシンの感想を語った。
今季もカローラ中京 Kuo TEAM TOM’Sから全日本F3選手権に参戦し、19戦17勝という圧倒的な強さをみせチャンピオンを獲得した坪井。来季はスーパーフォーミュラにステップアップするのではないかという噂も高まっており、12月5日、6日に鈴鹿サーキットで行われたルーキーテストにはJMS P.MU/CERUMO・INGINGから参加。2日間の総合で11番手につけ、同じチームから参加した石浦宏明と比べても遜色ないタイムをマークした。
■F3マカオでクラッシュの坪井翔「腰は痛いがドライビングに支障ない」
SF14初乗車だった坪井にとっては、F3を上回るコーナリングスピードに慣れていくのが大変だったという。
「(フォーミュラでは)F3以上のクルマを経験したことがなくて、未知の領域のスピードで大変といえば大変でした。スピードとかGに対して慣れるのに結構時間がかかって、最初から攻めることができませんでした」
「それでも2日目の午前でそれなりにいけるようになってきました。最後は雨の中でも走れたので、2日間のテストとしては順調にこなすことができたかなと思います」
さらにF3と違ってスーパーフォーミュラは、クラッチはステアリングについており、レース中にはピットストップもあるため、テストではその練習も行われた。F3と比べてもテストの中でこなさなければいけないメニューの多さに、坪井も混乱しているようだった。
「(SF14に乗って難しかった点は)全部……でした。ハンドクラッチも初めてだし、これだけ速いスピードでコーナリングしていくのも初めて。全部が初めてでした。(横Gや縦Gなどで)首もきつかったですし、スタートの仕方もよく分からないし、ピットストップの練習もしましたが、あれもよく分かりませんでした(笑)」
「全部がよく分からないままでしたが、『とりあえず、こういう感じでやるんだな』というのを2日通して勉強できました。ひと通りスーパーフォーミュラとはこういうものだというのを体験できたと思います」
来年に関してはスーパーフォーミュラへのステップアップが濃厚。坪井も来季の参戦体制についてのコメントは避けたが、自身のターゲットとしてはスーパーフォーミュラ参戦をひとつの選択肢として考えているようだ。
「(来年に関しては)その辺は……言えないですよね(笑)何かしらのカテゴリーでレースはしていると思いますが、スーパーフォーミュラが今の自分にとっては(ターゲットとしては)一番近いところだと思うので、そこを目指していければなと思います」
「とにかく、この2日間で学んだことは大きいので、来年どのカテゴリーに乗っても役に立つと思います」
今年はF3での活躍もさることながら、スーパーGTでも小林可夢偉の代役として第2戦富士で#39 DENSO KOBELCO SARD LC500からスポット参戦。初体験のGT500クラスだったにも関わらず堂々のトップ争いを展開し、関係者の間でも高い評価を得ていた。
スーパーGTに関しても来季GT500へステップアップすることは確実と見られており、来季は坪井のさらなる活躍が見られそうだ。
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