スーパーライセンスポイントの条件を満たしたことで、F1参戦への期待が高まっている山本尚貴。すでに来季のF1レギュラーシートは全て決まってしまっているが、これについてホンダの山本雅史モータースポーツ部長は「山本尚貴がF1に乗る可能性が全て消えたわけではない」と、現状を語った。
今シーズン、スーパーGTとスーパーフォーミュラの国内二冠を達成した山本尚貴。F1参戦の第一条件ともなっている“スーパーライセンスポイント”も規定の40点を満たし、周囲のF1挑戦を期待する声が高まっていった。
■来季F1レギュラー参戦の可能性はなくなるも、挑戦継続の思いは変わらず……山本尚貴「全てを諦めたわけじゃない」
山本尚貴も、まずは現状のF1を知るべく最終戦アブダビGPを視察。帰国後に改めてF1に挑戦したいという思いを明かしたが、その翌日にトロロッソがアレックス・アルボンの起用を発表。これで来季ホンダがパワーユニットを供給する2チーム4枠のレギュラーシートが埋まった。
これに対し、山本尚貴は「全てを諦めたわけではない」と挑戦し続けていく意思を示したが、同時に山本雅史モータースポーツ部長も彼をF1に乗せるための働きかけを継続しているという。
「彼が積極的にチャレンジしたいという思いに対しては、なるべく応えていきたいと思っています。来季のF1レギュラーシートに関しては現時点で叶っていませんが、何らかの形で彼をF1に乗せてあげることで、レーシングドライバーとして(山本尚貴が)ひとつ成長するのかなと思っています。そういう部分で、(トロロッソ代表のフランツ・トストさんや(レッドブル・モータースポーツ・アンバサダー)ヘルムート・マルコさんとも話をしています」
山本雅史部長によると、レッドブルやトロロッソは若手ドライバーを積極的に起用するチームであり、そこに30歳である山本尚貴が入り込むのは難しいとのこと。特にレギュラー参戦となると、そのハードルは一気に上がるという。ただ、テストの参加やフリー走行1回目での起用という部分でレッドブルやトロロッソ側も前向きに応じてくれているようだ。山本部長は引き続き、彼らに対して働きかけをしていきたいと語った。
「レッドブル(トロロッソを含め)は若いチームなので、年齢的な部分でいくと、山本尚貴は30歳なので正直難しいところはあります。ただ、ホンダがモータースポーツの発展と日本人F1ドライバーの輩出など、いろんな兼ね合いで考えるのであれば(彼の起用に関して)話はしていこうと(トスト代表とマルコ博士に)言ってもらっています」
「レギュラーシートに関しては来年はありませんが、(F1に乗ることに対して可能性が)消えているわけではありません。どこかのテストであったりとか、彼がF1を経験できるという環境の(用意をするべく)話はしていきたいと思っています」
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