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スポーツ 2018.12.20

ホンダPU開発責任者 浅木の2018年総括:着実な進歩に一定の評価。レッドブルF1と組む2019年は3基制限に自信

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 2018年シーズンより栃木県さくら市にあるホンダ技術研究所 HRD SakuraにおいてホンダF1のパワーユニット開発の指揮を執っている浅木泰昭は、この1年間はほぼ計画通りに物事が進んでいたと高い評価をし、レッドブルとの提携が始まる2019年シーズンへの自信を見せた。

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    ホンダF1山本MS部長の2018年総括:開発の方向性が定まり熟成した1年。レッドブルへのPU供給にも期待

 今から1年前の2017年12月、ホンダは2018年に向けて組織を改革した。それまで研究所の開発を指揮しながら現場責任者を兼任していた総責任者というポジションを廃止し、開発と現場を分けた。現場を任されたのがテクニカル・ディレクターの田辺豊治。そしてHRD Sakuraでの開発を指揮することとなったのが執行役員の浅木泰昭だった。

 田辺も浅木もホンダF1の第二期を知るメンバー。今回は浅木執行役員に復帰4年目となったホンダの2018年シーズンを振り返ってもらった。


――まず2018年シーズンを終えて、率直な感想をお願いします。

「大変は大変でしたが、ほぼ想定内でした」

――HRD SakuraでF1の開発指揮を執るようになって、浅木さんが気をつけたことは何ですか。

「まず、一度落ち着いていこうと。2017年までがダメだったことはやっていた当人たちもわかっていた。しかしだからといって、すべてを捨ててしまったら、またゼロからのスタートになってしまう。それでは、何年経っても追いつけない。一気に追いつこうと新しいコンセプトを導入すると、それに伴ってさまざまなトラブルが発生し、その対応に追われかねない」

「そこで、今あるものをベースにしたパワーユニットでまず戦い、その間に次の開発を行うことにしました。着実に進化させていったほうが、結果的に開発のスピードは上がります。このやり方の変更は、それなりに功を奏したと思っています」

――では、スペック1は2017年からの発展形だったわけですか。

「スペック1は2017年のキープコンセプトです。信頼性を高めたスペック1で序盤戦を戦っている間に、次の開発を進めさせていました」

■スペック2、3ではトラブル多発も、2019年は年間3基で乗り切ると自信

――6月のカナダGPでスペック2を、9月のロシアGPでスペック3を投入しましたが、トラブルにも悩まされました。

「スペック1と2のトラブルは、パワーユニット(PU)の中の部品に十分ではない箇所があって、その部分が壊れました」

「だからPUの基本的な問題というよりは、部分的にあった弱い箇所を見きれていなかったために発生したトラブルで、そこを改良した後は同じドラブルは出ていません」

――スペック3でも、トラブルが起きましたが……。

「スペック3で出たトラブルは、トロロッソ・ホンダとしてコンストラクターズ選手権のことを考えて、ポイントを獲りにいくために、多少の懸念はあったものの研究所で開発していたパワーがあるエンジンを使うことにしたために起きたものでした」

「リスクはありましたが、そのエンジンを使うことで、2019年の開発にも繋がるというメリットがありました。今までよりも高いパワーのエンジンをどうやって制御し、現場でどうセッティングして使い切るかという経験を積むことは、今後に繋がるという判断をし、ホンダとトロロッソの総意によって投入を決めました」


――2018年シーズンを自己採点すると?

「個人的に点数をつけるとすれば、ほぼ計画通りにやれたので70点から80点。でも、まだ表彰台の真ん中に立つ道筋は見えていない」

――2019年はレッドブルとも組みます。2018年は信頼性が向上しましたが、それでもまだ8基のパワーユニットを使用しました。信頼性に関してはどのように考えていますか。

「2018年にふたりのドライバーが8基のエンジンを使用したのは、トラブルもありましたが、この予選順位ならエンジンを交換してしまおうという戦略的な交換もありました」

「レッドブルは予選順位が前の方になることが予想されるため、2019年にそのような戦略をやるつもりはない。だから、2019年に関してはシーズンを通して年間3基というレギュレーションの範囲内で乗り切るつもりです」

――レッドブルへのパワーユニット供給は、大きな期待がかかっています。

「不安がないと言ったら嘘になる。でも不安だからこそ、今こそ足元を固めて、着実に開発を進めていくしかない。それは相手がレッドブルとなったとしても変える気はない。自分たちの能力を出し切れば、そこそこのところにはいけると信じています」

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(AUTOSPORT web )

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