日産・e.ダムスのセバスチャン・ブエミは、ディルイーヤePrixでのDSテチータ勢の速さは異次元だったと語った。
ブエミはディルイーヤePrixを3番グリッドからスタートした。彼は好スタートを決めてホセ・マリア・ロペス(ドラゴン)を抜くと、首位を行くアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(BMWアンドレッティ)を追った。
■修正したはずのトラブルに泣いたテチータ。それでも速さに大満足
しかしその後、後方から猛スピードで迫ってきたDSテチータのジャン-エリック・ベルニュとアンドレ・ロッテラーらに抜かれ、最終的には6位でフィニッシュした。
ブエミは、DSテチータ勢の速さに驚いている。ベルニュとロッテラーは、レース中にダ・コスタも抜き1-2のポジションを走っていた際、規定されていた200kWを超えるエネルギーを使ったとしてドライブスルーペナルティを科せられた。にも関わらず、ノーペナルティで走りきったブエミよりも前のベルニュ2位、ロッテラー5位でフィニッシュしたのだ。
「僕はとてもがっかりしている」
ブエミはそうmotorsport.comに語った。
「1周目のターン2を2番手でクリアしたのに、6位で終わるなんて……満足できるわけがない」
「今日はスピードが足りなかった。たくさんの小さな問題があったんだ。だから僕らは、懸命に働いて改善しなければいけない」
「でも、本当に全く満足できなかった。僕らは、テチータ勢と戦うことができなかった。僕は、ロスを最小限にすることができた。でも、彼らは異次元のところにいた。正直に言ってね」
ブエミは、テチータ勢とのペース差はひとつの要因ではなく、複数の様々な要因が積み重なったものであると考えている。
「それは細かいことの積み重ねだ」
そうブエミは語った。
「だから僕らは懸命に働き、理解し、結論を急がないようにしなきゃいけない」
「ご存知のように、それは簡単なことではない。でも我々が悪いと、考えすぎてはいけない。事実、予選では悪くなかったし、良い仕事をしたと思う」
「今回のレースからポジティブなモノを見つけ、そして改善すべきポイントに集中しなければいけない」
ブエミのチームメイトであるオリバー・ローランドは、フォーミュラEフル参戦デビュー初戦を7位でフィニッシュした。ブエミのひとつ後ろという、好ポジションであり、さらにアウディ・スポート・アプト・シェフラーの2台を押さえてのフィニッシュだった。
しかしローランド曰く、このポジションでフィニッシュすることを、最終ラップには期待できなかったと語る。
今シーズンからは、レース中に出力をパワーアップすることができるアタックモードが導入され、今回のディルイーヤePrixでは2回使えることになっていた。ローランドはこのアタックモードをレース序盤に使い切ってしまっていたが、アウディ勢の2台はこれをレースの終盤まで残してあったため、ローランドは驚異にさらされることになった。
「レース終盤、僕のマシンは間違ったモードだった。だから、実際に戦うチャンスはなかったんだ。それはセーフティカーモードのようだったよ」
「でも彼ら(アウディ勢)は225kWを使っていた(通常モードは200kW)。僕らは、早い段階でアタックモードを使ってしまっていたんだ。でも他のドライバーたちはみんなそれを残していたから、僕は(アウディ勢の前を守るために)戦うことなんてできなかったんだ」
「それが、セバスチャンが最終的に絶好の標的になってしまった理由だ。同様に、僕の後ろには(ダニエル)アプトと(ルーカス)ディ・グラッシがいて、どちらも225kWを使っていた。(それでも抑え切ることができ)全体的には僕はかなり喜んでいる」
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