サウジアラビアで開催されたフォーミュラEシーズン5の開幕戦ディルイーヤePrix。これがデビュー戦の日産・e.ダムス勢は6-7位と揃って入賞した。
フォーミュラE新時代の幕開けは、砂漠に雨が降りフリー走行1回目が中止になるという波乱の展開。全車が10周ほどしか走行できていない状況で、変則的なフォーマットに変更された予選に臨むことになった。
■ペナルティ多発のフォーミュラE開幕戦。デビュー戦のマッサは3つの違反
それでも、シリーズ最多勝を誇るセバスチャン・ブエミが予選4番手タイムを記録。他車のペナルティで3番手グリッドを手にした。
決勝では、素晴らしいスタートで2番手に浮上したブエミ。しかしトップに躍り出るほどの速さはなく、その後はDSテチータ勢の猛追に屈した。レース終盤のセーフティカーも味方せず、周囲がアタックモードを使用する中でポジションを落とし、6位でフィニッシュとなった。
「素晴らしいスタートで2番手に浮上したけど、徐々に形勢が不利になっていった。必要なペースがなかったんだ」と、ブエミはニスモの公式サイトにコメントを寄せた。
「アタックモードのコンセプトは間違いなくトリッキーだ。それをアクティベートするのにタイムを失ってしまうけど、その恩恵も得られる。僕たちは適切なタイミングでそれを起動できなかったので、いくつかポジションを失ってしまった」
「雨の後でグリップがあまりなく、難しいレースだった。1コーナーでは2番手だったので、6位は少し残念だ。マラケシュに向けて一生懸命取り組む。どうなるか見てみよう」
今回がデビュー戦となったオリバー・ローランドは、予選は奮わず13番手タイム。さらに規定以上のパワーを超えてしまったとして、当該ラップのタイムが抹消となり14番手スタートとなった。
決勝は序盤からシーズン3王者のルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)にプレッシャーをかけられるも、一歩も譲らないバトルを展開。徐々にポジションを上げて7位フィニッシュと、力強いレースを展開した。
「スタートの時は忙しなくて、いろんなことが起こった。でも僕のペースはレース中ずっと良かった。日産・e.ダムスに7位という結果を持ち帰れて嬉しい」
そうレースを振り返ったローランドは、激しいバトルが展開されるフォーミュラEのレースに驚きを感じたようだ。
「シミュレーターでかなり準備をしてきたけど、レースでは毎ラップ戦っていたのできつかった。常に誰かに突進されていたからね」
「もう少し走れば、それがもっと自然に感じられるようになって、もっと細かいところに集中し、改善していけるだろう」
「天候のせいでクレイジーな1日だった。こうなるとは誰も予想していなかっただろうけど、チームは良い仕事をした」
デビュー戦でダブル入賞と、まずまずの滑り出しとなった日産・e.ダムス。とはいえ、DSテチータ勢が頭ひとつ抜けた速さを見せたこともあって、チーム首脳陣を含め改善の必要性を感じた様子だ。
日産自動車グローバル・モータースポーツ・ダイレクターのマイケル・カルカモは、「改善する必要があるところは分かっている。マラケシュまでに前進できるように、一生懸命取り組む」とコメントしている。
シーズン5の第2戦マラケシュePrixは、来年1月12日(土)に開催される。
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