メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、チームが今季のダブルタイトルを獲得する上で、バルテリ・ボッタスがどれほど重要だったかを改めて強調し、ルイス・ハミルトンと同様、チームに必要な人材だと話した。
5度目のチャンピオンに輝いたハミルトンが今季11勝を挙げたのとは対照的に、ボッタスは未勝利で2018シーズンを終えた。とはいえ、ボッタスはロシアGPをリードしている際にチームオーダーに従ってハミルトンに優勝を譲った他、アゼルバイジャンGP終盤、トップ走行中にデブリを踏んでパンクを喫するという不運にも見舞われた。
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タイトル争いの状況により、ナンバー2扱いを強いられたボッタスの成績をウルフは擁護し「ボッタスがいなければ、ドライバーズタイトル、コンストラクターズタイトルのどちらも獲得できなかっただろう」と話した。
「”アルファ”パイロットをふたり抱えているチームが適切なバランスを保つためには、お互いがプッシュできるようにする必要がある。チーム内でポジティブな活力を維持するためには、生産的な作業環境が重要だ」
「バルテリは、たとえ不運に見舞われたとしても、組織の中でその精神と考え方を忘れることは決してなかった」
「彼は常に、我々のやる気を高い状態に保つ能力を持っていたんだ。ドライバーの中には、チャンピオンシップに勝つ能力を失った時に、ネガティブになり全てがダメになって、機能不全に陥る者もいる」
「バルテリは最後の最後までポジティブだった。彼はグループ内で負の感情を感じさせず、高いエネルギーレベルを保っていたのだ」
「それが、彼がタイトル獲得に貢献したと考えている理由だ」
実際、シーズン序盤の4戦を終えた段階で、ボッタスはハミルトンをリードしていた可能性もあった。しかしアゼルバイジャンでのパンクが、彼のシーズンを台無しにしてしまった。
悪い流れは続く。フランスGPでは、スタート直後にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と接触し7位、ポールポジションを獲得したオーストリアGPではトラブルによりリタイアとなった。
第12戦ハンガリーGPを終えて夏休みに入った頃には、ハミルトンとの差は81ポイントまで開いていたのだ。
シーズン後半はハミルトンが4連勝を含む6勝を挙げたのに対し、ボッタスは表彰台獲得が3度で、最終的にハミルトンと161ポイント差のランキング5位だった。
「私は、シーズン前半の彼はもっとハイレベルのパフォーマンスを見せていたと思う。それがポイントにも反映されていた」とウルフは語った。
「彼は、バクーで(パンクをしていなければ)チャンピオンシップをリードしていたはずなんだ。世界チャンピオンを目指しているドライバーだったら、悪影響があるはずだ」
「バルテリにも間違いなく影響はあったはずだが、彼は『大丈夫、問題ない』と言っていた。彼はファイターだからだ」
「私は、それが整理しなければならない大打撃だったと確信しているが、彼はチームに悪影響が出ないようにしていた」
「彼には、バッテリーを充電する時間が必要なんだ。新たなチャンピオンシップを迎える頃には、カムバックしてくれる」
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