来シーズンからレプソル・ホンダに加入することが決まっているホルヘ・ロレンソ。しかしロレンソは、ホンダとの契約が締結される前に、引退することについて考えていたという。
ロレンソは2年契約でドゥカティに加入し、同チームで2017年と2018年の2シーズンを過ごした。しかし2017年は大苦戦し、2018年もシーズン序盤には結果を残すことができず、ドゥカティに残留できる可能性を減らしていった。
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そのため当初はスズキに移籍する可能性が高いとみられていたものの、スズキもジョアン・ミルの獲得を決定。ロレンソに残された選択肢は、ヤマハの新たなサテライトチームであり、ペトロナスが支援するSICのみであるとみられていた。
しかし、電撃的にレプソル・ホンダ入りが発表された。
ホンダとの契約が決まる前、ロレンソは自身のレースにおけるキャリアが終わりに近いと考え、そして引退することへの恐れが、彼を”落ち込ませた”と語る。
「それは厳しい時だった。僕はほとんど、鬱状態になっていたんだ」
ロレンソはそうBTスポーツに語った。
「引退の可能性を考えた時、僕は落ち込んでいたんだ」
「普通なら、引退する時のことを考えると、何らかの形でハッピーだったし、安心するものだった。なぜならもうプレッシャーを感じることはないし、怪我をすることだってなくなるんだからね」
「しかし本当に、引退の可能性を感じ始めた時、落ち込むだろうだなんて考えていなかったんだ」
「ヤマハのサテライトチームに入る可能性があったことは事実だ。それは良い選択肢ではあったけど、僕が望んでいたようなものではなかった」
当時のロレンソは、自分はレースに十分にレースに勝てる力があると感じていた。しかし好結果に結びつけることができず、精神的に追い込まれていたという。
「それは信じられないことだった」
ロレンソはそう続ける。
「オートバイのレースでも、そして一般的なスポーツでも、選手の価値は直近の結果で決まるものだと思う。そして(ホンダとの契約を交わす前の)最後のレースは、ひどい結果だった」
「精神的には、非常に追い込まれていた。それまで以上に働き、トレーニングだってしていたから。でも、結果はついてこなかった」
「それでも、何が起こっているのかは分かっていた。良い結果や勝利が、とても近付いていることは知っていたんだ」
「でも、人々は信じなかった。だって、僕はドゥカティに在籍して1年半も経っていたのに、ただの1回も勝てなかったんだからね」
「僕らは勝利にとても近付いていた。レースをリードするようになっていたんだから。5周、7周、10周と……でも、最後には何かが欠けていたんだ。そして、何が足りないのかは分かっていた」
「でもその頃、チームはホルヘ・ロレンソをもう信じられなくなっていたんだ」
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