フォーミュラEシーズン5に参戦するニッサン・e.ダムスのチーム代表を務めるジャン-ポール・ドリオは、チームを離脱しF1に挑戦することになったアレクサンダー・アルボンについて、いつの日かチームに復帰する可能性は残されていると話した。
英国生まれのタイ人ドライバーであるアレクサンダー・アルボンは、今季FIA F2選手権のタイトル争いを展開。2019年のF1昇格の道を探っていたものの、シートに空きは生じず。9月にニッサン・e.ダムスと契約し、フォーミュラEに挑戦することが発表された。
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しかし、10月にバレンシアで行われたフォーミュラEのプレシーズンテスト直前になって、事態が急展開。レッドブルがアルボン獲得に興味を示し、フォーミュラEの参戦契約を破棄できないか問い合わせてきたという。
最終的にアルボンは契約を解消し、トロロッソ・ホンダのドライバーとして念願のF1デビューを果たすことに。彼の後任にはオリバー・ローランドが起用され、セバスチャン・ブエミとともにフォーミュラEを戦うことになった。。
ドリオは自身のツイッターに『我々は素晴らしい才能を持つ者に、夢を追わないように強いることはできない』と投稿し、アルボンへの支持を表明していた。
「それは普通のリアクションだ」とドリオはmotorsport.comに語った。
「私は、誰かを喜ばせるためにツイートをするようなことはない。私は常に自分が感じたようにツイートしている」
「ドライバーのことは知っているし、才能あるドライバーがF1に行きたいと要求してきた時、それを怒ったり邪魔したりすることがどれほど愚かなことかもよく分かっている」
「彼の邪魔をして、F1でのキャリアを台無しにするのは、私のためにもならないと思う」
「非常にハイレベルなモーターレーシングの世界は、小さなクラブのようなものだ。毎年同じ人に会うことになる。どうなるか見てみよう。ひょっとしたら、ある日彼がフォーミュラEに喜んでカムバックし、我々とレースをすることもあるかもしれない。そうだろう?」
ドリオは、様々なカテゴリーで成功を収めているダムスの共同設立者であり、ダムスからF2に参戦していたアルボンのことはよく知っていたはずだ。しかし、アルボンがトロロッソに加入すると噂されていた際、ドリオは不満を露わにしていた。
その理由は、アルボンの周囲の人間が契約の状況について対処していたからだという。そしてドリオは、仮にバレンシアでアルボンがフォーミュラEのマシンをテストしていたとしても、結果は変わらなかったはずだと主張した。
「彼がそこ(テスト)にいたので、良くない状況だった。彼は何をすべきか分からず、我々と同様にばつが悪そうにしていた」
「22歳の時に、家族が狂ったように迫ってきたり、自分が望んでいるのとは違う立場に立つことを強いられるんだ」
「腹が立ったのは、バレンシアでテストをしていたとしても、結果は変わらなかったということだ。我々は彼の契約を破棄するための交渉をし、トロロッソに送り出しただろう。何も変わらなかったはずだ」
「それが、私がツイートをした理由でもある。誰かが彼に指示を出していなければ、もっとスムーズに同じ結論に達していたはずだ」
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