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スポーツ 2018.12.6

フォーミュラEに新導入の”アタックモード”、使用条件をチームが知るのはレースの1時間前に?

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 フォーミュラEシーズン5(2018/19)から導入される”アタックモード”。一時的にパワーを上げるこのモードを使用できる合計時間や1回の作動における最小使用時間、義務付けられる作動回数などはレース毎に異なり、チームがそれを知ることができるのはレース直前になるようだ。

 Gen2と呼ばれる第2世代マシンが導入され、新たな時代を迎えるフォーミュラE。Gen2は従来のマシンよりもパワーアップし、バッテリー容量も2倍に増加と大幅な進化を遂げている。

    ■フォーミュラE、高出力の”アタックモード”使用法を説明。日本のあのゲームを参考に!?

 一方でフォーミュラEではミシュランの全天候型タイヤを使用しており、パンクなどのトラブル以外ではタイヤの交換ができない。その上で1台のマシンでレースを走りきることが可能となったため、ピットストップをする必要性がなくなってしまった。市街地サーキットで多くのレースが行われることもあって、ピットストップがなくなると単調なレースが増加するのではないかとの懸念の声もあった。

 そこでレースにおける戦略性を保ち、オーバーテイクの手段を与えるためにも、シーズン5からは高出力のアタックモードが導入されることになった。

 走行ライン外に設けられた活性化ゾーンを走行することで、200kW(約268bhp)から225kW(約302bhp)へとパワーアップできるアタックモードだが、細かい使用条件はレース直前までチームに知らされないようだ。

 これは、チームにアタックモードの最適な使用方法を事前にシミュレーションされるのを防ぐためだと考えられる。

 FIAの声明によれば「アタックモードの使用条件はサーキット毎の特徴を踏まえて、FIAが決定する。遅くとも各レース開始の1時間前までには、チームにそれが伝えられる」とのことだ。

 アタックモードはピットストップの代わりとして生まれたこともあって、各ドライバーはレース中にアタックモードを使用する義務がある。ただモードの使用時間はレース毎に異なり、例えば8分のアタックモード使用が許可された場合、2回に分けて4分ずつ使うのか、4回に分けて2分ずつ使うのかはチーム毎に違いが見られることになるだろう。

 なお、レースがスタートしてから2周は、アタックモードを使用することはできない。

 またSNSの人気投票で人気を集めたドライバーが、レース中にエキストラパワーを使用できるファンブーストも健在。シーズン5からは、対象が3人から5人に拡大される。

 これまでファンブーストはマシンを乗り換えた後、2台目のマシンで使用可能となったが、シーズン5からはレースが45分+1周の時間制となったため、レース開始22分を過ぎてからファンブーストが使用可能となる。

 ファンブーストを使用したドライバーのマシンは240~250kW(約322~335bhp)までパワーアップ。使用できるエネルギー量は最大100kJで、その割り振りはチームが管理することができるため、最大パワーで一気にエネルギーを使いきるのか、パワーブーストを長く使うのかなど、チームやレースによって戦略が変わってくるだろう。

 その他レースはもちろん、複数のチームが参加するテストでも、全ドライバーに生体情報センサーを搭載したバイオメトリックグローブの装着が義務付けられる。FIAは「ドライバーの救助を助ける目的」でこのルールを追加したとしている。

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(motorsport.com 日本版 Alex Kalinauckas)

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