鈴鹿サーキットで行われているスーパーフォーミュラの合同・ルーキーテスト。1日目午前のセッションは平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がトップタイムをマークした。
ルーキードライバーを含め、総勢23名がエントリーしている今回のテスト。その中でもホンダエンジン勢はレギュラーシーズンとは全く異なるラインアップでテストに臨んでいる。走行セッション開始までエントリーリストは明らかにされなかったが、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGは山本尚貴が5号車、福住仁嶺が6号車に乗り込み、TEAM MUGENは15号車がダニエル・ティクトゥム、16号車は野尻智紀がテストを担当している。
また、複数名のドライバーが参加を表明しているUOMO SUNOCO TEAM LEMANSは7号車がラルフ・アーロン、8号車には大嶋和也が乗り込みテストに臨んでいる。また50号車はハリソン・ニューエイが午前の走行を担当した。
さらに今回エントリーリストに名前はないが、現地にはナレイン・カーティケヤンやピエトロ・フィッティパルディの姿もあった。
前日の夕方は雨に見舞われたが、今日は朝から青空が広がった鈴鹿サーキット。気温19度、路面温度20度と12月とは思えないような暖かさの中でセッションが始まった。
雨上がりのコンディションでコース上にはウエットパッチが残っている場所もあってか、セッション序盤はウエットタイヤを装着してコースインするマシンがほとんど。最初の約10分はルーキードライバーが積極的に走行していたが、ハンドクラッチに慣れていないのかピットアウトに苦労している姿もみられた。
開始30分が経過したところでトリスタン・シャルパンティ(REAL RACING)が逆バンク出口でスピンしイン側のタイヤバリヤにクラッシュ。ドライバーは無事だったがリヤウイングなどを壊してしまった。このマシンの回収をするため赤旗が出されセッションはやく10分ほど中断した。
セッションが再開されると、各車が続々とコースイン。今回は来年導入予定の新仕様のタイヤも各チームに配られており、幅が広くなったタイヤを装着してコースインするマシンも何台かいた。
その中で好タイムを記録したのが平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)。1分38秒210をマーク。そこに小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が1分38秒593で2番手につけた。
後半になると他のドライバーも徐々にタイムを上げ、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が1分38秒311で2番手に浮上。3番手には関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が続いた。
今季参戦したレギュラードライバーが上位を占める中、昨年もこのテストに参加したアレックス・パロウが1分38秒405をマークし4番手に食い込むパフォーマンスを披露した。
セッション後半は特に大きなアクシデントもなく午前の走行が終了し、平川の1分38秒210がそのままトップタイムとなった。これは新仕様のタイヤで記録したタイムのようだ。
ドライバーを大シャッフルしているホンダエンジン勢は山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELIN RACING)が7番手、野尻智紀(TEAM MUGEN)は11番手、牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)が12番手、福住仁嶺(KONDO RACING)が13番手という結果になった。
【SF鈴鹿合同・ルーキーテスト(1日目:午前)タイム結果】
1.平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)/1分38秒210
2.石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)/1分38秒311
3.関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)/1分38秒335
4.アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)/1分38秒405
5.大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)/1分38秒557
6.中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)/1分38秒563
7.山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1分38秒569
8.小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)/1分38秒593
9.山下健太(KONDO RACING)/1分38秒978
10.ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)/1分39秒028
11.野尻智紀(TEAM MUGEN)/1分39秒059
12.牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)/1分39秒167
13.福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/1分39秒356
14.国本雄資(KONDO RACING)/1分39秒393
15.ダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)/1分40秒396
16.ラルフ・アーロン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)/1分40秒400
17.坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)/1分40秒617
18.ハリソン・ニューエイ(B-Max Racing team)/1分40秒765
19.トリスタン・シャルパンティエ(REAL RACING)/1分42秒591
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