2019年から、DTMドイツツーリングカー選手権の前半戦でサポートレースとして開催される女性だけのフォーミュラカーレース『Wシリーズ』。5月3~5日にドイツのホッケンハイムで開幕戦を迎えるシリーズに向け、その参戦権を競う50名以上のドライバーのエントリーリストが発表された。
このWシリーズは2019年からスタートするもので、ホッケンハイムからゾルダー、ミサノ、ノリスリンク、アッセン、ブランズハッチと転戦する全6戦のシリーズだ。
ユニークなのは、昨今高額となっているフォーミュラカーレース参戦のための費用を負担してくれるというもの。Wシリーズにはドライバーが“持参金”を持ち込む必要はなく、選出されたドライバーは無償でシートが提供される。
また、総額150万ドル(約1億7千万円)の賞金が用意されているほか、シリーズ優勝者には50万ドル(約5650万円)の賞金が授与される。また、全ドライバーにはWシリーズ参戦に要する旅費や生活費も支給されるなど経済面においてもサポートが行われるとあり、ドライバーにとっては非常に魅力的なプログラムとなっている。
そんなシリーズへの参戦をかけ、アメリカ、中国、インド、イギリス、イタリア、ドイツ、スカンジナビアなど世界30ヵ国から100人以上の応募者があったが、そこから厳選された55名がこの日発表された。日本からは、KYOJO CUPでチャンピオンを獲得、FIA-F4やスーパー耐久にも挑戦している小山美姫(21歳)がエントリーを果たした。
Wシリーズに参戦できるドライバーはわずか18名。元F1ドライバーのデイビッド・クルサードとアレックス・ブルツ、そしてWシリーズのレーシングディレクターを務めるデイブ・ライアンの3名が審査員を務め、今後2ヶ月の準備期間を経て、フィットネステストや心理測定プロファイリングをはじめ、複数のドライビングスキルテストを含む3日間のオン・オフトラックのトライアルテストが行われ、18名が選抜される。
ファイナリストらはWシリーズ専用マシンとなるタトゥースF3-T318の実車を用いてのトラックテストで18名が決定する。
Wシリーズ 書類通過者リスト
アイラ・アグレン(ノルウェー)
アムナ・アル・クバイシ(UAE)
チェルシー・アンジェロ(オーストラリア)
カルメン・ボイクス(スペイン)
サラ・ボビー(ベルギー)
トニー・ブレイディンガー(アメリカ)
イバーナ・チェティニク(南アフリカ)
ジェイミー・チャドウィック(イギリス)
ベロニカ・チカ(チェコ)
セイブレ・クック(アメリカ)
コートニー・クロウン(アメリカ)
ナタリー・デッカー(アメリカ)
ミラ・エルダ(インド)
カルロッタ・フェデリィ(イタリア)
キャシー・ゲイニス(アメリカ)
マルタ・ガルシア(スペイン)
ミシェル・ガッティン(デンマーク)
アンジェリク・ゲルマン(ドイツ)
ミーガン・ギルクス(カナダ)
サミン・ゴメス(ベネズエラ)
グレース・グゥイ(中国)
ミシェル・ハルダー(ドイツ)
エスミー・ホーキー(イギリス)
ジェシカ・ホーキンス(イギリス)
シェア・ホルブルック(アメリカ)
カルメン・ホルダ(スペイン)
ビビアン・ケセルリー(ハンガリー)
エマ・キミライネン(フィンランド)
ナタリア・コワルスカ(ポーランド)
ステファニー・コックス(オランダ)
小山美姫(日本)
ファビエン・ランツ(南アフリカ)
ミラ・マッケラ(フィンランド)
アレキサンドラ・マリネスク(ルーマニア)
ミロウ・メッツ(オランダ)
シーナ・モンク(アメリカ)
サラ・ムーア(イギリス)
マリリン・ニーダハウザー(ドイツ)
タスミン・ペッパー(南アフリカ)
ビッキー・ピリア(イタリア)
タエジェン・ポーレス(カナダ)
アリス・パウエル(イギリス)
シャーロット・ポインティング(オーストラリア)
ナオミ・シュイフ(ベルギー)
キャリー・シュリナー(ドイツ)
シャロン・スコラーリ(スイス)
ドリーン・ザイデル(ドイツ)
シチ・シャキリア(マレーシア)
シーナ・シャルマ(インド)
ブルーナ・トマシェリ(ブラジル)
シルリー・バン・デル・ロフ(オランダ)
ベイケ・ビッサー(オランダ)
ファビエン・ウォーレウンド(リヒテンシュタイン)
ケイトリン・ウッド(オーストラリア)
ハンナ・ゼラース(アメリカ)
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
ホンダがフォーミュラEに参戦する可能性はあるのか? HRC渡辺社長「今は2026年からのF1再参戦が最優先……しかしGEN4は魅力的」
ストロール「SC出動時に前方のクルマが急減速し、接触を避けられなかった」:アストンマーティン F1第5戦決勝
写真の中のセナが蘇る? アイルトン・セナ没後30年を偲ぶ【オートモビルカウンシル2024】
【MotoGP】苦境が好転しないホンダ、チーム側も予想外? 「理論的には良い改善をしているはずなのに」と困惑
EV戦略の“怪”、世界的には「失速」、国内は充電設備1年間で「3割増」[新聞ウォッチ]
ホンダが新型「軽バン」発売!“ 柱無い”斬新モデル、反響は? 6速MT&CVTの「N-VAN」136万円から
スバルが新型「本格“2ドア”スポーツカー」発表! 6MTのみ&ガチガチボディ採用! 「超スポーティ仕様」どんな人が買う?
なぜ「車にかけるお金」は2位から18位に転落したのか?──教えて、博報堂生活総研さん! 30年間の観測データで分かった、若者のクルマと恋愛事情。<前編>
ストロール「SC出動時に前方のクルマが急減速し、接触を避けられなかった」:アストンマーティン F1第5戦決勝
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?