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スポーツ 2018.11.27

ホンダ、トヨタ両陣営ともにトップチームのラインアップが激変か。スーパーフォーミュラ・ストーブリーグ最新情報

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 トロロッソ・ホンダの残り1席のシートをアレクサンダー・アルボンが獲得し、2019年のF1のラインアップがほぼ固まることになった。残念ながらスーパーGTとスーパーフォーミュラの国内ダブルタイトルを獲得した山本尚貴にとっては、来シーズンのF1昇格は次のチャンスへと先送りとなった気配だが、日本国内のストーブリーグもまさに佳境に入りつつある。今回はスーパーフォーミュラの2019年シーズンに向けた移籍の噂をまとめた。

 来季のスーパーフォーミュラは、これまでのSF14シャシーからSF19へと5年ぶりに新しい車体に変わることになる。ワンメイクのヨコハマタイヤの幅も広がり、SF14のセットアップがそのまま流用することができないため、これまでの勢力図が一度リセットされるのは確実だ。そのため、ドライバー側としては今年から来年にかけてチームを移籍しやすい環境になることもあり、今、噂されている情報だけでも、トヨタ、ホンダ両陣営とも、かなりのラインアップ変更となりそうな気配だ。

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 まずはホンダ。もっとも大きなインパクトとしては、チャンピオン山本尚貴の移籍の噂だ。これまで所属していたTEAM MUGENを離れるとの情報が流れているが、当然『なぜチャンピオンチームを離れるのか?』という理由が気になる。

 伝え聞くところによると、これまで山本尚貴と二人三脚で2013年、そして今年と二度のタイトル獲得を支えた阿部和也エンジニアがチームを離れることになったようで、それが移籍のきっかけなのでは、との噂もある。もちろん、ホンダは「大きく変えたい」とシーズン終了後に話していたモータースポーツ部の山本雅史部長の意向もあるので理由はひとつではない可能性が高く、さまざまな要因が絡んでのチャンピオン移籍になるのだろう。山本の移籍先にはDANDELION RACINGの名前が挙がっている。

 山本が抜ける可能性が高いTEAM MUGENは来年も2台体制での参戦となりそうで、今年同様に1台は無限カラー、そしてもう1台はレッドブルカラーになる方向で進められているようだ。レッドブルと言えば、今年の夏のもてぎ戦でレッドブル・ジュニアの責任者を務めるヘルムート・マルコ氏が緊急来日。スーパーフォーミュラを高く評価し、レッドブル・ジュニアの育成カテゴリーとして2019年に複数台の参加を決めたとも言われている。
 
 レッドブルからはスーパーライセンス獲得の可能性を探っていたダニエル・ティクトゥムが二転三転のうえ、12月5日から鈴鹿サーキットで行われるスーパーフォーミュラのテストに参加する見通し。ティクトゥムの所属チームはTEAM MUGENになると言われている。TEAM MUGENのもう1台には野尻智紀、塚越広大、伊沢拓也の名前が噂されている。

 ただ、ここで気になるのが来季から参入するヨーロッパの強豪、モトパークの存在。11月14日にB-MAXとコラボレーションする形で、ホンダエンジンの搭載での2台体制で2019年シーズンを戦うことを発表したが、B-MAX・ウィズ・モトパークはレッドブルカラーになるとの情報もあり、ドライバーふたりは誰になるのかとともに、マシンのカラーリングと合わせて気になるところ。レッドブル・ジュニアとB-MAX・ウィズ・モトパークのドライバーがどのような関係になるのかが、そしてレッドブルについては別のチーム体制となる噂もあり、ホンダ陣営の来季の注目ポイントとなる。

 レッドブルドライバーのもうひとりについては情報は少ないが、今季DTMドイツツーリングカー選手権に参加していたルーカス・アウアーが今季スーパーフォーミュラ開催中のサーキットで目撃されており、興味を持っているとのことから、もしかしたらレッドブルの一員としてスーパーフォーミュラに来る可能性もある。アウアーは昨年、フォース・インディアからF1テストに参加しており、日本ではゲルハルト・ベルガーの甥として知られるだけに、スーパーフォーミュラに乗ることになれば話題となりそうだ。

 さらにホンダ陣営としては、松下信治がFIA F2へ復帰することになり、DANDELION RACINGの一席が空くことになる。ここに山本尚貴が移籍してくるとの噂があるが、福住仁嶺、そして牧野任祐にもスーパーフォーミュラ参戦の噂があり、福住、牧野のふたりはFIA F2との関係が焦点になる。今年のように両カテゴリーの参戦となるのか、またはどちらかのカテゴリーに絞るのか、その参戦スタンスにも注目だ。

 また、ホンダ陣営としては台数が減るチームの可能性があるとのことで、チームの参戦台数、そしてカラーリング、そしてドライバーと、まさに大きなシャッフルとなり、転換期を迎えることになりそうだ。

■トヨタ陣営もドライバーラインアップ大シャッフルか
 一方のトヨタエンジン使用チームも、トップチームを中心にドライバーの移籍が多くなるとの情報がある。まずは今年チームタイトルを獲得したKONDO RACING。ニック・キャシディと山下健太の2年目コンビで今年のスーパーフォーミュラを盛り上げたが、どうやら2019年はこのコンビが解消されることになるらしい。

 キャシディ、そして山下ともに最終戦で表彰台に上がったように、ふたりともこれから伸び盛りとあって、どのチームもウェルカムとの噂もあるが、その行き先はどうやら、TEAM TOM'S、またはCERUMO/INGINGになるのでは、との情報が流れている。

 トムスとしてはジェームス・ロシターの離脱がほぼ決定的な状況のため、シートが一席空いている状況とも言える。キャシディはスーパーGTではトムスから参戦していることからも、チームとの繋がりは強い。しかし、トヨタ陣営としてはもうひとりのキーパーソン、坪井翔の存在がある。

 今年、全日本F3で前人未踏のシーズン17勝、そして12連勝という圧倒的なリザルトで全日本F3チャンピオンとなった坪井。スーパーGT300クラスでもHOPPY 86 MCで二度の表彰台を獲得し、GT500でもWECに出場した小林可夢偉の代役として第2戦富士で2位表彰台を獲得するなど、トヨタの次世代を担う若手ドライバーの筆頭として、多大な期待が掛けられている。

 その坪井が全日本F3から2019年はトヨタ陣営からスーパーフォーミュラにステップアップすることは確実な状況だが、焦点となるのは、そのデビュー先チームだ。もちろんスーパーフォーミュラはチームが主体で行われるカテゴリーであり、メーカー側の意向に100パーセント応えるわけではないが、トヨタ陣営の金の卵とあって、坪井はどのチームもウェルカム状態との噂もある。

 坪井にとっては完全に売り手市場となっているわけだが、その行き先となるのはズバリ、トムスかセルモになりそうだ。トムスになるならばキャシディとのシート争い、そしてセルモになるならば、今年の成績を見る限り国本雄資とのシート争いとなるか。そしてセルモには山下加入の噂もあり、国本、坪井、山下の3人の戦いとなっている可能性がある。いずれにしても、2019年のトヨタ陣営としてはトムス、セルモといったトップチームに動きがありそうで、まずはこの2チームの陣容に注目だ。

 今年も惜しくも勝利に届かなかった小林可夢偉については、どうやらKCMG残留の見通し。ただKCMGは2台体制になるとの噂もあり、そうなるとこれまでウイークポイントだった走行データ量の少なさがカバーされることになり、可夢偉にとってもポジティブな状況となりそう。ただ、2台目のシートを誰がゲットすることになりそうか、その名前までは把握されていない。KCMGは香港をベースにするチームであることからも、外国人ドライバーの可能性が高くなるかもしれない。

 ホンダ、トヨタ両陣営ともに、SF14でタイトルを争ったチームがほぼすべてドライバーを変えることになりそうで、あまりのドライバーラインアップの変貌ぶりに、まだまだ全体の様子が掴みきれていないのが現状だ。それでも、12月5日~6日に行われる鈴鹿でのテストでは、新型マシンではなくこれまでのSF14での走行となるものの、2019年シーズンに向けたドライバー移籍の一端が分かることは確実。まずはまもなく発表されるであろうテストのエントリーシートを、楽しみに待ちたい。

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