週末に最終戦を終えたばかりのバレンシアでスタートしたMotoGPポストシーズンテスト。最終日となる2日目は、ヤマハのマーベリック・ビニャーレスが初日に続いてトップタイムを記録した。
2日目の走行は初日と同様、路面が濡れた状態でスタート。セッション最初の2時間は各ライダーがピットで状況を見守った。
■MotoGPバレンシアテスト初日:ビニャーレス首位。ホンダ加入ロレンソ18番手
コースに最初に出ていったのも、初日と同じくヨハン・ザルコ(KTM)だった。彼に続いたのが、スズキからアプリリアに移籍したアンドレア・イアンノーネ。その後は、ザルコのチームメイトであるポル・エスパルガロやダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)がコースインし、タイムを更新していった。
今季のチャンピオンであるマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、2019年バイクのプロトタイプでタイムを計測。すぐさま1分31秒019という好タイムをマークし、セッション残り4時間を残して他のライダーに対して0.9秒近い差をつけた。
マルケスのこのタイムは、週末に行われたバレンシアGPの予選ポールポジションタイムより0.3秒近く速いものだった。ただ各ライダーも徐々にタイムを詰めていき、セッションが残り2時間を切ったところでアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が1分30秒890のタイムを叩き出し、トップに浮上した。
マルケスはその後、カラーリングが施されていない2台のバイクを乗り換えながら、自己ベストタイムを更新したものの、ドヴィツィオーゾには0.021秒届かなかった。
しかしその数分後、ビニャーレスが最終セクターをドヴィツィオーゾのベストよりも0.2秒速いタイムで駆け抜け、1分30秒757を記録。2日連続のトップタイムをマークし、テストを終えた。
プラマック・ドゥカティのジャック・ミラーは、アタックするマルケスの後ろにつき、4番手にポジションアップ。ペトルッチがセッション終了間際に5番手タイムを残している。
6番手のフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハ)までが1分30秒台のタイムを記録。7番手にアレックス・リンス(スズキ)、8番手に中上貴晶(LCRホンダ)が続いた。
ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、トップタイムを記録したチームメイトから0.614秒遅れの9番手。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)までトップ10。ドゥカティからホンダに移籍したホルヘ・ロレンソは12番手だった。
この日、多くのライダーが転倒を喫したが、イアンノーネとザルコは2度クラッシュ。イアンノーネは17番手、ザルコは21番手と下位に沈んだ。
ジルベール症候群により2018年のMotoGP参戦を断念したジョナス・フォルガーは、ヤマハのテストライダーとして今回のテストに参加しているが、セッション残り30分を切ったところで、10コーナーで高速クラッシュ。バイクを大破させてしまい20番手となっている。
ルーキーの中では、フランチェスコ・バニャイヤ(プラマック・ドゥカティ)の11番手が最上位だった。
次回の公式テストは、11月28日から2日間、スペインのヘレス・サーキットで行われる。
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