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スポーツ 2018.11.21

2018年のマカオGPを、日本人ドライバーたちはどう戦ったのか?

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 11月15~18日に中華人民共和国マカオ特別行政区の市街地を一時的に封鎖した公道コース、1周6.120kmのギア・サーキットで開催された第65回マカオGP・FIA-F3ワールド・カップ。参加28名のうち9名が日本のドライバーだったが、決勝レースの最高位は宮田莉朋(トムス)の13位と全体的に精彩を欠いた。


 もっとも、モトパークの技術を移植したクルマで戦った関口雄飛(B-Max)は予選1回目で5番手。「自己ベスト・タイムを出したあとの周はベストベストで来ていた。遅いクルマに引っ掛からなければ2番手には行けた」と悔しがった。予選2回目との総合では11番手で予選レースと決勝レースは14位と、最後のマカオGP挑戦を締めくくるには不完全燃焼だったかもしれないが、一瞬とはいえ光る速さを見せてくれた。

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 関口以上に期待を持たせたのは佐藤万璃音(モトパーク)。今季2年目のFIA-F3ヨーロピアン選手権(ユーロF3)では4位が最高位、ドライバーズ・ランキングも16位。特に後半戦は無得点に終わっていただけに、日本のドライバーでは最高位となる予選総合7番手は驚きだった。しかも、王者ミック・シューマッハーを含む王者プレマの4名よりも速かった。


「予選1回目はチームメイトのジョエル・エリクソン、ユーリ・ヴィップスの後ろで走ってトウ(スリップストリーム)を使おうとした結果、外した。だから予選2回目はトウを無視して単独でタイムを出しに行った」

 そう佐藤は語る。

 予選レースはクラッチ・トラブルで11位、決勝レースはリスボア・ベンド立ち上がりでリヤが滑ってガードレールに衝突してリタイアとなったものの、欧州で育った日本のドライバーとして可能性を見せた。

 全日本F3選手権王者としてマカオGPへ乗り込んだ坪井翔(トムス)は練習走行1回目で9番手、予選1回目で10番手と3回目の挑戦で幸先の良い滑り出しを見せた。しかし、予選2回目のクラッシュからツキを落とし、決勝レースではソフィア・フローシュ(VAR)の事故に巻き込まれてリタイアに終わった。

 坪井のチームメイトである宮田は、冒頭で記したように日本勢では最高位となった。しかし、もし来年も現状のF3規格でグランプリレースが開催されるなら、今年の坪井以上に光る走りを見せて欲しいところである。

 戸田の阪口晴南と大湯都史樹、スリーボンドの笹原右京は、いずれも初マカオGPで残念ながら厳しい結果に終わり、全日本F3チームのマカオGPにおける総合的な戦闘力不足が明白になった。

 片山義章は全日本F3での自身のチームの経験不足を理由に、イギリスの古豪カーリンにシートを獲得。他者のミスに巻き込まれた不運もあったとはいえ、初マカオGPは彼に大きな課題を突き付けた。

 最後にB-MaxのチームオーナーであるDRAGONこと組田龍司。昨年は予選1回目のクラッシュで左薬指を骨折し、2日以降を欠場した。今年のマカオGPはメインレース史上最高齢の51歳で迎え、予選を通過しただけでなく決勝レースは最下位20位ながら見事に完走を果たした。

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(motorsport.com 日本版 石井 功次郎)

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