MotoGP最終戦バレンシアGPのMoto3クラス決勝レースが行われ、ワイルドカードでMoto3初参戦を果たしたトルコ人ライダー、ジャン・オンジュ(Red Bull KTM Ajo)が初優勝を飾った。オンジュは今年のレッドブル・ルーキーズカップのチャンピオンとして特例での参戦となっており、15歳115日の優勝は史上最年少記録。また全クラスを通じて、トルコ人ライダーの優勝もこれが初めてである。
スタート前から弱い雨が降り続いており、レース前にはウエット宣言が出された。
■バレンシア予選:ビニャーレスが今季初PP。Q2で転倒のマルケスは5番手
蹴り出しが良かったのはポールポジションのトニー・アルボリーノ(Marinelli Snipers Team)だったが、ホールショットを奪ったのはジョン・マクフィー(CIP-Green Power)だった。ただアルボリーノがトップの座を取り戻してオープニングラップを終えた。
後方では多重クラッシュが発生。ロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)、アロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)らが絡みクラッシュ。さらにはアロンソ・ロペス(Estrella Galicia 0,0)も転倒を喫した。翌周以降にもデニス・フォッジア(SKY Racing Team VR46)やダレン・ビンダー(Red Bull KTM Ajo)などが転倒し、レース序盤から波乱の展開となった。
先頭のアルボリーノに続いてマルコ・ベッツェッキ(Redox PruestelGP)が2番手を走行していたが、そのベッツェッキもアルボリーノとの差を詰めている中でターン4で転倒してしまった。これで3番手を走っていたオンジュが2番手に浮上した。
アルボリーノとオンジュの差は2~3秒ほどのままレースが進む。ところが、レースの折り返しを迎えたところでアルボリーノがターン4で転倒してしまった。これによりオンジュが労せずしてトップに。またこの時点で後方のファビオ・ディ・ギャナントニオ(Del Conca Gresini Moto3)とは7秒前後の差がついていた。
オンジュはディ・ギャナントニオよりも速いペースで周回を重ねていく。一方2番手から4番手までがひとつの集団となっており、ホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)がディ・ジャナントニオのミスを突いて2番手に浮上した。
マルティンは徐々にオンジュとの差を詰めていくが、ファイナルラップを迎えてもその差は5秒以上。オンジュはターン6でバランスを崩すシーンも見られたが、そのままトップでチェッカーを受け選手権史上最年少優勝を記録した。
今年のMoto3チャンピオンのマルティンが2位、マクフィーが今シーズンのベストリザルトとなる3位に入賞した。
日本勢は佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が11位に入賞。真崎一輝(RBA BOE Skull Rider)が16位で、鳥羽海渡(Honda Team Asia)と鈴木は転倒リタイアとなった。
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