MotoGP最終戦バレンシアGPの予選が行われ、ヤマハのマーベリック・ビニャーレスが今シーズン初のポールポジションを獲得した。
フリー走行を通じてウエットコンディションと、路面状況の悪かった今週末。アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、ヤマハのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレス、4戦ぶりにレース復帰を果たしたホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)ら、多くのファクトリー勢がQ1からのスタートとなった。
■バレンシア初日:ウエットコンディションでマルケスが首位。ペドロサ5番手
まずはセッション序盤、多くのライダーが1分33秒台のタイムを出す中で、ビニャーレスが1分32秒418というトップタイムをマーク。折り返しを迎える前には、中上貴晶(LCRホンダ)が1分32秒532という2番手タイムを記録した。
残り時間が5分を切ると、各ライダーはタイヤを履き替えて2度目のアタックに向かう。ビニャーレスは自身の記録したトップタイムを1分31秒858まで更新するが、直後にイアンノーネがそれを大きく上回る1分31秒382をマークした。
ロレンソや中上も自己ベストを更新してQ2進出を狙うが、両者ビニャーレスにはわずかに届かなかった。その結果、ロレンソが13番グリッド、中上は14番グリッドとなった。
続くQ2では、開始早々にマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がターン4でクラッシュしてしまった。立ち上がったマルケスは左肩や鎖骨の辺りを抑えており、パドックに戻るとガレージではなくモーターホームへ下がって行った。しかし彼はすぐにガレージへ戻り、バイクを乗り換えてコースへ出て行った。
その間にヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)やアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)がタイムを更新する中、ダニーロ・ペトルッチ(プラマック)が1分31秒511をマークしてトップに立った。
セッションの後半を迎えても、トップタイムはペトルッチのままだった。すると残り3分のところで、ビニャーレスがトップタイムを更新。翌周にはさらにタイムを縮め、1分31秒312をマークした。
終盤は各ライダーが続々とタイムを更新。中でもザルコがコース前半で0.3秒近くタイムを削っていたが、ターン10で転倒してしまい、悔しさを爆発させた。
結局ビニャーレスのタイムを上回るライダーは現れず。ビニャーレスが昨年のアラゴンGP以来となる今シーズン初のポールポジションを獲得した。予選Q1で敗退し決勝を16番手からスタートするチームメイト、バレンティーノ・ロッシとは対照的な結果となった。
0.068秒差の2番手はアレックス・リンス(スズキ)、3番手はドヴィツィオーゾというフロントロウの顔ぶれに。序盤にトップタイムをマークしていたペトルッチは4番手だった。
転倒を喫したマルケスは5番手。6番手には今シーズンのベストグリッドを獲得したポル・エスパルガロ(KTM)がつけた。またこのレースを持って現役を引退するダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)は9番手だった。
Moto2クラスのポールポジションを獲得したのは、前戦セパンで初優勝を飾ったルカ・マリーニ(SKY RAcing Team VR46)。長島哲太(IDEMITSU Honda Team Asia)は20番手で予選を終えた。
Moto3クラスではトニー・アルボリーノ(Marinelli Snipers Team)がポールポジションを獲得。日本勢のトップは鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)の18番手。鳥羽海渡(Honda Team Asia)が21番手、真崎一輝(RBA BOE Skull Rider)が22番手、佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が25番手だった。
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