FIAは、メルセデスが使うリヤホイールのスペーサーについて、すでに”解決済み”と考えているが、チームはライバルからの抗議を避けるため、ここ数戦使用を見送ってきた。
メルセデスは、ベルギーGPに新型のリヤホイールを投入した。これはスポークやリムのデザインが大幅に変更されたもので、主にタイヤ内部の冷却を目指したものとなっていた。
■メルセデスの”F3のような”パフォーマンスは、リヤホイールとは関係なし!?
ただ、メルセデスが用意したのはこれだけではなかった。マシンに装着する際にはスペーサーを噛ませ、このスペーサーに開けられた穴に空気を通し、マシン外側に排出するという機構となっていた。この処理は冷却効果をさらに高めるためのモノとされており、FIAは合法との判断を下した。しかし”可動空力パーツ”ではないかとの指摘もあったため、正式な抗議を受けるのを避けるべく、チームは日本GPを最後に使用を中止している。
F1のレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングは、ブラジルGPの前に行われる”テクニカル・ワーキング・グループ”の会議で、これが完全に解決されることを期待していた。しかしそれには至らず、解決はシーズン終了後になりそうだ。
そのような状況にもかかわらず、ホワイティングは「問題はすでに解決したと思う」と主張。メルセデスがメキシコGPのスチュワードにその合法性を確認したのと同様の作業を延々と繰り返すこととなれば、非常に残念だと語った。
「それは我々が示した、技術的な意見だ。似たような事例があれば、この意見を使い続けることになるだろう」
そうホワイティングは語った。
「この騒動が一度落ち着けば、テクニカル・ワーキング・グループで議論をすることになるだろう」
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