フェラーリはシンガポールGPでアップデートを投入し、その後の数レースでもそれを使ってパフォーマンス向上を狙ったが、アップデートの効果を見出すのに苦戦した。そしてアメリカGPではそれ以上の開発を断念し、シンガポール以前に使用していたものを再び投入した。
これによってフェラーリのマシンには競争力が戻り、キミ・ライコネンが約5年半ぶりとなる優勝を飾った。
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ただフェラーリはアメリカで新しいコンセプトのフロアを投入していた。それに微調整を加えたものをブラジルGPのFP1でテストしたが、結局は以前のものへ戻している。
フェラーリのパフォーマンスエンジニアを務めるジョック・クレアは、間違った道を通ったということを認めたことが重要だったと語った。
「今シーズン、我々は各レースで適切な位置につくことができなかった」
「ポジティブな点は、我々がその理由を理解しているということだ」
「複数のレースでスランプに陥ったが、オースティンでは競争力を取り戻した。開発に関するいくつかの点で、我々は勇気を持って以前のものに戻ることを選択した」
「このような文化こそ、今の我々が求めているものだ。チームの人たちは、『自分たちはミスをした』と言える勇気を持っている」
「元いた地点へ戻り、何を理解しようと考えていたのかを再度学んだ。そして我々はオースティンで復活して優勝を飾り、メキシコでももう一度競争力を発揮した。だからこれはポジティブなことだ」
上記の通り、フェラーリはFP1で最新のフロアをテストしたが、レースでこれを使うことはなさそうだ。クレアは、チームは実験用パーツの開発を続けていくと話した。
「今年は、レース毎にかなりの空力アップデートを持ち込んでいた。サーキットにもよるが、様々な選択肢が開かれている。ベストなコンビネーションを見つけたい」
「こういった選択肢を生み出し、風洞によってレース毎に使用できる効率的な道具を作り続けることができているというのはポジティブなことだ」
「戦略面に関して、レースエンジニアとしての我々の仕事は、自分たちに与えられた少しのものを最大限に利用することだ」
「例えばFP1のように、2種類のフロア、フロントウイング、バージボードなどを比較する」
「そのあとで、どのコンビネーションがこのトラックで最善のパフォーマンスを発揮できるのかを決定する。それが我々にとっての通常のやり方だ」
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