2017年のモンスターエナジーNASCARカップチャンピオンであるマーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)が、2019年はジョー・ギブス・レーシングへ移籍する。
2017年に自身初のNASCARカップシリーズ王者に輝いたトゥルーエクスJr.。2018年は全36戦中34戦を終えた時点で4勝を挙げており、11月11日はシリーズ連覇の権利を掴むべく第35戦に臨む。
NASCAR:トヨタ陣営の一角、2017年王者擁するファニチャー・ロウが資金難で活動終了へ
トゥルーエクスJr.はこの5年間、強豪ファニチャー・ロウ・レーシングから参戦してきたが、同チームはメインスポンサーである『ファイブアワー・エナジー』を失い資金難に直面。2018年末で活動を終了することがアナウンスされていた。
シート喪失が確定していたトゥルーエクスJr.が2019年に加入するジョー・ギブス・レーシングも、トヨタ陣営の一角をなす強豪で、ファニチャー・ロウとはアライアンス関係にあった。
そんなジョー・ギブス・レーシングに、トゥルーエクスJr.はクルーチーフのコール・パーンを伴って移籍。ジョー・ギブス・レーシングからは2シーズンに渡りカーナンバー19をドライブしたダニエル・スアレツが離脱する。
「今回の移籍、そして今後もコール(パーン)と一緒に戦えることは、僕にとって極めて重要なことだ」とトゥルーエクスJr.。
「JGR(ジョー・ギブス・レーシング)とは本当に気兼ねなく仕事ができる関係だ。それに引き続きトヨタ陣営の一員にも残りたいと思っていたんだよ」
「2018年シーズンは終わっておらず、戦いは続いているけど、2019年の活動が決まっていることは喜ばしいことだ」
チームオーナーのジョー・ギブスも「これほどのビッグネームを、しかもふたり同時にチームへ迎え入れるときは、いつだって興奮を抑えられないものだ」とトゥルーエクスJr.とパーンを歓迎するコメントを発表している。
「このふたりの組み合わせはチャンピオンシップを考えた上でも、必勝の方程式と呼べるものだ。アライアンスを組んでいたから、お互いのことは知っているし、どちらもトヨタファミリーの一員だ。我々はより強くなれるはずだ」
なお、チームは2019年にトゥルーエクスJr.がドライブすることになるカーナンバー19のスポンサー体制については明かしておらず、近日中にアナウンスするとしている。
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