フェラーリの育成ドライバーであり、今年ザウバーからF1にデビューしたシャルル・ルクレールは、周囲からの期待があったことを感じながらも、プレッシャーに苦しんだことはないと話した。
2016年にFDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)の一員となったルクレールは、翌2017年にFIA F2でチャンピオンとなり、今年F1に昇格した。第4戦アゼルバイジャンGPでフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)とポジションを争うなど素晴らしい活躍を見せ、来年はフェラーリへ移籍することが決定した。
フェラーリに足りないのは”勝ち癖”か。「勝利を習慣づけなければ」
「僕は常に、できる限り早くそこ(フェラーリ)へ行きたいと思っていた」とルクレールは話した。
「プレッシャーにも苦しんでいないし、来年それが問題になるとも考えていない」
「今年は、”うまくやるように”とかなりの期待があった。来年も大体同じような状況になるだろう」
「僕は自分の仕事に集中し、そういったものを全て振り払って、マシンの中で自分がやるべきことに100%集中したい」
以前、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ルクレールへの”過大評価”は正しいものだと主張した。またカートやF3ヨーロッパ選手権でルクレールのライバルだったエステバン・オコン(レーシングポイント・フォースインディア)も、彼は来年タイトル争いができるはずだと話していた。
ルクレールは、「確かに素晴らしいコメントを聞いた。だけど僕としては、このポジションで地に足をつけていることが重要だ」と語った。
「特にこの年齢だったら、極めて簡単に全てのことに対して少しクレイジーになれる」
「だから僕はそういうことをあまり考えすぎないように、そして僕に対して良いことを言ってくる人にも耳を傾けないようにしている。ただ自分のことに集中し、改善するだけだ」
来年からは、2007年のチャンピオンであるキミ・ライコネンに代わってフェラーリに加入するルクレールだが、そのライコネンはベッテルと強固な関係を築いている。ベッテル自身もそれがどれほど重要なものであるかを主張しており、今後は自分とルクレールの間でもそういった関係が重要になると考えている。
ベッテルはmotorsport.comに対し、「彼は若いので、頭でも心でも多くのことを抱えるようになるだろう」と話した。
「チームにとっても、僕たちは正しく協力する必要がある。彼が僕に勝ちたいと思っていることもわかっているし、僕も彼に勝ちたい。重要なのは、僕たちが協力することだ」
またフェラーリのチーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネは、ベッテルとルクレールは”絶対に”強固な関係を築くチームメイトになり、ルクレールは”プレッシャーを感じることなく”学習できるはずだと語った。
「シャルルのことは、2016年に最初の契約を結んだときから知っている。彼が今年証明したように、我々は彼が素晴らしい才能を持った人物だと考えていた」
「来年は、彼の目標は経験を積むことだ。自分の道を進むのではなく、セバスチャンから学ぶことが最も重要なことだ」
「セバスチャンのような経験あるドライバーから、うまいやり方を吸収しなければならないだろう」
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